2008年1月20日日曜日

福田首相のキャラ

小泉首相のときの官房長官としては、官邸の広報官としていいキャラが前面に出ていて、ウィットに富んだコメントやはぐらかしも憎めないものがあったが、やはり首相としてはイマイチの感は否めない。それなりに誠実で正確であろうとしたり、官僚の冷静な意見をきちんと聞いてしまうから、どうも政治家としては一手遅れる。C型肝炎問題もそうだ。政治家はリスクを負ってでも、限られた情報の中で自己の責任の下に判断して、先に球を投げなければいけないときがあるのだが、それはしない。できない。舛添や麻生のあやしさや、安倍のあやうさもない代わりに、決断が遅れる。物足りなさがある。周囲の目がある中で判断していく、なかなか難しいことではあるが、首相にはそれが求められている。

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