「キャンティ物語」の野地氏が赤坂の「津やま」のご主人に取材して文章にしたものだけに、板前が語る本といささか趣は異なるし、”取材して”というところが遠慮もあるかもということで、どう読めばいいかなあと思案しながら読み始めた。
気になった言葉をいくつか・・・。
・よその店の味を覚えるより本を読め、勉強しろ:大切なのは自分の頭で考えることができることができる人ということ
・料理はまず始めは考えることから
・沢煮椀、豚の角煮、鯛茶漬けの3つを覚えれば店を持てる
・筍は根っこのほうがうまい
・段取りがきちんとしている店が一流:これはどんな仕事でもそう
・アウトドアではごみが出ない料理を作る
・家庭で揚げ物をするなら天ぷらよりもフライか唐揚げ
・分厚いトンカツや大きなエビを揚げるには技術が必要、小さなものなら失敗が少ない
どんな世界でも一流の人には、技術と哲学がある。
2009年12月30日水曜日
乗り収め
朝8時半過ぎ出発で森戸神社まで。
朝食をいただこうとしていたあぶずり食堂も葉山港湾食堂も開いていなくて(あぶずり食堂は10時過ぎには開店していた)、森戸神社の先のデニーズでスクランブルエッグにソーセージ・ベーコン・厚切りトーストの朝食をいただく。海が目の前で少し寒くはあったが気持ちよく外でいただく。しかしーベーコンはすぐさめた。コーヒーのお代わりが身にしみる。
食事後、森戸神社で今年もお守りを買う。
「よくお参りでした」という若い神主さんのやさしい言葉が印象に残る。お正月の準備で忙しそう。
年末の森戸海岸は静かで穏やか。オフの海という感じ。
森戸海岸は、貸しボートも今日はお休み。ウィンドサーファーもまだ早いからかもしれないが少ないし、葉山は冬休みモード。
帰りに「VERDE」に立ち寄ってみると、表に”3月までお休み”の貼り紙。そうだよね。春を待ちましょう。今年はこのお店のおかげでずいぶん気持ちのいい時間をいただきました。
今日は38.72K。今月も200Kオーバー。5月以降ずっと、8月の176Kを除いて200Kオーバー。ずいぶん進歩したもの。
今年の合計は1944K。結構すごいかも。
2009年12月29日火曜日
「なんとなく、クリスタル」田中康夫
1月の菊池成孔さんの講演の参考資料ということで、本当に久しぶりに読んだわけだが、今更ながらこれはこれですごくあの時代においてクリエイティブなテキストであったと思う。とにかく早いし、こんな内容が世の中に求められていると考えたところがすごい。今の時代を完全に予見して先取りしているといえる。「ブランド」を日本で最初に提起したのは田中康夫だったということだ。
しかし、パイドパイパーハウスもオンサンデーズもこの本に出ている。自分で発見したと思っていた店が、こうやって紹介されていたかと思うとちょっと残念ではある。
しかし、パイドパイパーハウスもオンサンデーズもこの本に出ている。自分で発見したと思っていた店が、こうやって紹介されていたかと思うとちょっと残念ではある。
2009年12月28日月曜日
まぐろ→露天風呂→珈琲
まずは、もう昼だったので三崎港の「まるいち」に直行し、まぐろの三種盛り(大トロ、中トロ、赤身)+マグロの角煮+生ビール。メバルの煮つけは時間がかかるということであきらめた。生ビールですっかりほろ酔い気分になり、またバスに乗り城ケ島京急ホテルの露天風呂へ。お風呂から富士山が海越しに見える。素晴らしいロケーション、そして誰もいない。独り占め。
おなかは満腹、ビールでほろ酔い、体はぽかぽか、お肌はすべすべ。風は強いが日差しが暖かいので海岸に出てもさほど寒さを感じない。この上なし。
城ケ島から三崎口までのバスで熟睡。三崎口駅で「かんぼこ」(かまぼこの中にげその細かいのが入っていて、歯触りがいい)を食べる。230円。快特で一気に横浜へ。東横線に乗り換え白楽へ。「珈琲文明」で珈琲をいただく。カレーパンが面白い。珈琲もいつもの通りおいしい。わざわざここまで来た甲斐があろうというもの。今日の締めである。豆も買って帰る。
今日は一日菊池成孔の「アフロ・ディズニー」に付き合った。
「アフロ・ディズニー」菊池成孔
見ながら聴くことはどのくらい可能か
20世紀文化の幼児性、アメリカ化
かって文化には「社交」が含まれていた、社交の文化、きわめて大人っぽいもの
大人的な文化とは
オタク=幼児性?
20世紀は発達の世紀であるがゆえに幼児的である
視聴覚の分離と再統合
欧米には大人を消費者対象とした子供の文化というものが原則存在しない
欧米は大人であることに疲れている
大人がそのまま子供である日本のオタク文化に憧憬を持ち始めている
アニメ声優の高い声
青年・青春
今の大人って子供みたいだと思わない?
デスクにおもちゃを置きすぎ
子供であるほうが楽
大人の嗜み
20世紀文化の幼児性、アメリカ化
かって文化には「社交」が含まれていた、社交の文化、きわめて大人っぽいもの
大人的な文化とは
オタク=幼児性?
20世紀は発達の世紀であるがゆえに幼児的である
視聴覚の分離と再統合
欧米には大人を消費者対象とした子供の文化というものが原則存在しない
欧米は大人であることに疲れている
大人がそのまま子供である日本のオタク文化に憧憬を持ち始めている
アニメ声優の高い声
青年・青春
今の大人って子供みたいだと思わない?
デスクにおもちゃを置きすぎ
子供であるほうが楽
大人の嗜み
2009年12月26日土曜日
東京大学のアルバート・アイラー②
■『十二音平均律→バークリー・メソッド→MIDIを経由する近現代商業音楽史』
・十二音平均律(1722年)
・バークリー・メソッド(1950年代):音楽の記号化、コード・シンボル、解釈の幅の広さ、象徴的に書き込む、柔構造、個性を盛り込む
・MIDI(1983年)ヤマハDX7
ジャズという音楽の歴史と構造
バークリー・メソッド=商業音楽を制作するためのメソッド
エキゾティシズムの追求の仕方:実地に現場に行く/個人的な妄想にふける
アメリカの郊外生活を彩るツール、ゴージャス感
量産性、スリル、即興性に関してモダンジャズは突出していた
ビッグバンドから4,5人の腕ききによるアブストラクション&バトルの方向へ
サックスはあらゆるアコースティック楽器の中でずば抜けてノイズ・マシーンとしての性能が高い、「歪み」の感覚
60年代はアーティスティックでポピュラリティの低い音楽が発生する=フリージャズ
マイルスがいなくなり、ジャズ界は、軽く、楽しく、気持ちのよい方向へ
クロスオーバー:商業価値の方向に戻す、リラクシンな、
モダンジャズ:アドリブに最大限の価値を置く
・十二音平均律(1722年)
・バークリー・メソッド(1950年代):音楽の記号化、コード・シンボル、解釈の幅の広さ、象徴的に書き込む、柔構造、個性を盛り込む
・MIDI(1983年)ヤマハDX7
ジャズという音楽の歴史と構造
バークリー・メソッド=商業音楽を制作するためのメソッド
エキゾティシズムの追求の仕方:実地に現場に行く/個人的な妄想にふける
アメリカの郊外生活を彩るツール、ゴージャス感
量産性、スリル、即興性に関してモダンジャズは突出していた
ビッグバンドから4,5人の腕ききによるアブストラクション&バトルの方向へ
サックスはあらゆるアコースティック楽器の中でずば抜けてノイズ・マシーンとしての性能が高い、「歪み」の感覚
60年代はアーティスティックでポピュラリティの低い音楽が発生する=フリージャズ
マイルスがいなくなり、ジャズ界は、軽く、楽しく、気持ちのよい方向へ
クロスオーバー:商業価値の方向に戻す、リラクシンな、
モダンジャズ:アドリブに最大限の価値を置く
2009年12月23日水曜日
サックス上達100の裏ワザ
・基礎練習が自由度を広げ、サックスを楽しむために重要
・音が揺れた不安定な演奏にならない
・遠くに向かって吹け
・音の出やすい息の入れ方を覚えていく
・一番下の「ド」の音を安定させて吹く
・フラジオの最初はソ、ソ♯、ラまで
てな感じ、
・音が揺れた不安定な演奏にならない
・遠くに向かって吹け
・音の出やすい息の入れ方を覚えていく
・一番下の「ド」の音を安定させて吹く
・フラジオの最初はソ、ソ♯、ラまで
てな感じ、
マイルス・デイビス青の時代
例によって中山康樹の本。
発見は、
・ヴィブラートをつけずにストレートに吹く(トランペッターに)
・マイルスの演奏は空間を生かしたものが多く、その「間」は時には怖くなるほど長い場合もある
発見は、
・ヴィブラートをつけずにストレートに吹く(トランペッターに)
・マイルスの演奏は空間を生かしたものが多く、その「間」は時には怖くなるほど長い場合もある
2009年12月20日日曜日
六角橋
六角橋の鉄道模型店「だるまや」まで走る。往復31.84K。
桜木町から先は大きな通りを車を縫って走らなければならないので走りにくい。
「だるまや」はかなりマニアックな店。さすが六角橋のそれも裏通りの商店街にあるだけに品ぞろえも豊富でない割に木曽森林や尾小屋などがあり、ローカル志向にもこたえてくれる。結構お客がいるから不思議。
先日行った「珈琲文明」は似たようなサイクリストがいたりして何となく入るのをやめる。この街はサイクリストとカップルでも女の子は「森系」がめだつ。模型店を覗き込んでいる女の子がいる街というのも珍しい。
「新世界」というぎょうざと焼き鳥とたこ焼きというB級3品をまとめて売っているお店でたいやきを買って食べる。126円と普通の値段で期待以上においしい。なかなか侮れない街。休日は結構人が多いが、似たような人種が多いのは当然か。いわゆるギャルは生息せず。
なお、今日も洋光台からの富士山は見事。これで二日連続の絶景富士。
2009年12月19日土曜日
富士山に向かって走る
今週の外食
(月)昼:肥後橋「ピエロ」のハンバーグ、ご主人もおばちゃんも健在、お店も満員、味もいつもの味、1年に1回の訪問、夜:新地でおでん、(火)昼:なかがわ」のちりめん山椒ごはん(京都駅の駅弁)、夜:イタリアン、忘年会、(水)夜:野毛の「洋食のキムラ」のポークカツ定食、(木)昼:銀座「山ざき」の角煮定食、(金)夜:恵比寿の「ゆめの庵」、今週は久々に素晴らしい週。甲乙つけがたいが、あえてお昼の1000円定食というところに敬意を表して「山ざき」が今週のベストワン。しかし、普通なら今週の第1位がごろごろの一週間でした。
2009年12月18日金曜日
2009年12月12日土曜日
2009年12月9日水曜日
佐藤渉&粟生田直樹デュオリサイタル
かなり普段聴きなれない現代的な曲が並んだ。とかく聴きにくく、飽きる現代曲だが、二管の魅力をたっぷり味わえた。最後のガーシュウィンもよかった。アルトサックスのいろいろな演奏技術を見せていただいたが、キーのパタンパタンという音がリズムセクションのようで、先日のサンボーンでも聴けたが、面白かった。
ホールは小ホールだったが、これぐらいの大きさのホールは一体感がいい。また座りやすく快適。
行きは赤坂→大手町→錦糸町で、さすがに錦糸町は遠い。
しかし帰りは、総武・横須賀線で一直線。グリーンでもあったので快適で早い。
ホールは小ホールだったが、これぐらいの大きさのホールは一体感がいい。また座りやすく快適。
行きは赤坂→大手町→錦糸町で、さすがに錦糸町は遠い。
しかし帰りは、総武・横須賀線で一直線。グリーンでもあったので快適で早い。
2009年12月7日月曜日
「安奈さん」
日曜のファーストジャパニーズで紹介された女性。モロッコでほとんど存在しない花屋さんを経験もないのにスタートさせた女性。少し耳が不自由であることもあり通信社をやめ、失意の中で立ち寄ったモロッコのエッサウィラという海岸沿いの小さな町に移り住んだ。
移り住んだきっかけは、旅で立ち寄ったこの町の雑貨屋の主人の「どこでも働けるし、何を仕事にしてもいいんだよ」という何にもとらわれない自由な言葉を聞いたことから。自分で仕事を作る、なんて想像もしていなかったところから、仕事はスタートする。
しかし、実際は大変。花は遠くの町から送ってもらうので痛むし、そもそも花を贈る習慣がない。花の代わりにたくさんあるミントをブーケに使ったり、小さなブーケで子供の心を掴んだり、その働き振りには工夫がいっぱい。
働くことの原点を教えられるようだ。番組にもドラマがいくつか仕込まれていて、番組としてもいい番組。このシリーズはいつも結構いい。いい生き方をしている人は結構いるものだ。
移り住んだきっかけは、旅で立ち寄ったこの町の雑貨屋の主人の「どこでも働けるし、何を仕事にしてもいいんだよ」という何にもとらわれない自由な言葉を聞いたことから。自分で仕事を作る、なんて想像もしていなかったところから、仕事はスタートする。
しかし、実際は大変。花は遠くの町から送ってもらうので痛むし、そもそも花を贈る習慣がない。花の代わりにたくさんあるミントをブーケに使ったり、小さなブーケで子供の心を掴んだり、その働き振りには工夫がいっぱい。
働くことの原点を教えられるようだ。番組にもドラマがいくつか仕込まれていて、番組としてもいい番組。このシリーズはいつも結構いい。いい生き方をしている人は結構いるものだ。
2009年12月6日日曜日
今日も海辺生活は素敵
六浦から山を越えて逗子につき、少し逗子海岸裏の住宅街の中を走った。ここは素晴らしい住宅地。味わい深い家が並んでいる。ちょっと今度はおうちの見学に来よう。洋風、和風、手入れもきちんとされていて、道路が入り組んでいるので、海外沿いを除いては大規模開発には向かない。
住宅地を抜けて海岸に出たら、今日も日差しがいいので、海岸線を走りたくなり、逗子海岸を走り、材木座を抜け、江ノ島まで海岸線を走った。
かって逗子海岸の一番材木座よりのところにバスがあり、そこでホットドッグなどが売られていたが、い店か何かになりそう。公園ならいいのだけれど。
六浦→逗子→材木座→江ノ島→(戻って)腰越、44.16K。写真は逗子海岸。
12月第一日曜、夕方、晩秋いや初冬にしては暖かくおだやかな午後。冬はまだ迎えたくない人たち、心地よい日曜を終えたくない人たちが海岸に集まっている。人々は日没まであと1,2時間をいうこの限られた時間をいつくしむように、思い思いにのんびり走り、散歩し、釣りをし、サーフィンをして楽しむ。
デビッド・サンボーン
雨の中を表参道のブルーノート東京まで出かける。毎日通っている表参道だが、休日に来るのは久しぶり。会場の時間に入ったにもかかわらず。もう沢山の人。しかし、指定席扱いのシートなので待たずに入れる。デビッド・サンボーンまでの距離、約10m。息遣いや、癖までわかる席。
音楽のイメージから甘い感じでプレイボーイそうな印象を持っていたが、渋く、静かで、少し神経質そうな印象を持った。調子が良くなかったのかもしれない。64歳にしては少し元気がなかったかもしれない。フラジオなどは無理をしないようにしていたかもしれない。その分、バックバンドは頑張っていたように思う。
紀伊国屋がビルになり、クリスマスイルミネーションが美しい。
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