キースジャレットの音楽で最も惹かれているのは、出来、不出来は当然あるが、彼のインプロビゼーションによる演奏だ。ウィキペディアによれば、インプロビゼーションとはコードによる制約よりも、”演奏時の感覚を優先する”とする考え方で、音楽・演劇・ダンスの歴史においては長い歴史を持つとのこと。
文章でいえば、ブルトンらの自動記述にも近いかもしれない。
シュールレアリスムに少しかぶれていた頃、これらの言葉の魔術性に興味を持った。フロイトの“夢判断”とかも気になっていた頃だ。自分でも寝床に紙と鉛筆を置いて、夢を見たとき書き残していた頃もあった。
音楽におけるインプロビゼーションについていえば、あらかじめ作られたベースはあってもいいが、それが演奏中に、感じるままにどんどん変質していく、そういう化学変化のようなものに憧れていたのだと思う。旅行も決められたスケジュールをこなすのではなくて、行った先々で感じるままに、長逗留したり、スキップしたり、やはり、そういう旅が好きだ。
そういう意味では人生そのものがインプロビゼーションでありたいと思っているのかもしれない。
2008年3月30日日曜日
マイフェイバリットソングスNo23 キースジャレット
大学生の頃からずっと好きなジャズピアニスト。
リリカルでピュアで思索的で、感覚が研ぎ澄まされていて、それでいてパンションに満ち溢れていて、グルーブ感があり、気持ちがドライブされていく。
いろんな形容詞を使っても表現しきれないくらい、自分の好みの感覚に最も近いもの。MFSとして23番目になってしまったのは、キースに申し訳ないぐらい。
My Sng、ケルンコンサートが個人的にはベスト。My Songを除くと、ソロの方が好きかもしれない。サンベアコンサートは発売された当時、高くて手が出なかったままできているが、驚くことに今のCDの方がずっと安い。
1979.4.1入社式の日に新宿厚生年金会館にコンサートを見に行った。入社式の日は早く帰れるんじゃないかなんて甘いことを考えていて、しかし当然定時の5時半までは会社があって、急いで新宿まで行った記憶がある。懐かしい記憶。当時、東京は研修期間中だけだろうと思っていたので、思いでもあって行くことにしていた。
また聴きに行きたいとも思うが、最近はスタンダードジャズが多いのが、ちょっとイマイチ。もともと、インプロビゼーション演奏にいかれていたわけで。そういう意味では、まずサンベアコンサートのCDを買ってみようと思う。
リリカルでピュアで思索的で、感覚が研ぎ澄まされていて、それでいてパンションに満ち溢れていて、グルーブ感があり、気持ちがドライブされていく。
いろんな形容詞を使っても表現しきれないくらい、自分の好みの感覚に最も近いもの。MFSとして23番目になってしまったのは、キースに申し訳ないぐらい。
My Sng、ケルンコンサートが個人的にはベスト。My Songを除くと、ソロの方が好きかもしれない。サンベアコンサートは発売された当時、高くて手が出なかったままできているが、驚くことに今のCDの方がずっと安い。
1979.4.1入社式の日に新宿厚生年金会館にコンサートを見に行った。入社式の日は早く帰れるんじゃないかなんて甘いことを考えていて、しかし当然定時の5時半までは会社があって、急いで新宿まで行った記憶がある。懐かしい記憶。当時、東京は研修期間中だけだろうと思っていたので、思いでもあって行くことにしていた。
また聴きに行きたいとも思うが、最近はスタンダードジャズが多いのが、ちょっとイマイチ。もともと、インプロビゼーション演奏にいかれていたわけで。そういう意味では、まずサンベアコンサートのCDを買ってみようと思う。
”先生”ということば
議員のことを”先生”と呼ぶことには胡散臭さを感じるが、朝の番組で国会議員の、”先生”の小池百合子が竹村健一に対して”先生は・・・”という言い方をしている。先生とは先に生まれた人とか、国会議員のことを示す言葉とか、いろいろな使われ方があるが、国会議員が高名な評論家に”先生”と使っているところをみると、やはり、国会議員を”先生”と呼ぶことが胡散臭いんだろうと思う。辞書の定義から見ても理由がない。
2008年3月29日土曜日
「午前4時、東京で会いますか」
シャネル日本法人社長のコラス氏と、中国人女性でフランスに住む作家&画家のシャンサさんのフランス語での往復書簡。フランス人ながら日本語が完璧で小説も書き、鎌倉に住み、日本人以上に日本的なるものを理解して、愛しているコラス氏と、若いけれど、日本との関係では、旧満州と特別な関係があり、中国人ながら、いまは完全なといってもいいぐらいフランス人であるのシャンサさんの往復書簡は刺激に満ち満ちている。とりあえず、一度読了したが、もう一度味読してみる必要がある本である。
芝の華都飯店の話や、バルテュスと節子の話が出てくるなど、話は大きく広がる。最近文庫で発売された「シャネルの真実」も買ってきた。興味の尽きない本である。
芝の華都飯店の話や、バルテュスと節子の話が出てくるなど、話は大きく広がる。最近文庫で発売された「シャネルの真実」も買ってきた。興味の尽きない本である。
田中美穂「苔とあるく」
NHKの週刊ブックレビューで取り上げられた本。取り上げられたことで1万部を超える売上げになったらしい。地味な番組だけど、改めてNHKの力を感じる。これは苔の本でありながら、田中さんの生活を描いた本である。写真ではまだ若そうだが、古本屋さんの主人でいて、苔の研究をしているという、関西でいえば、”けったいな”ひとである。でも、とても愛らしいひと。こんな風に生活の身近なところで楽しめる人は素晴らしい。写真も自分で撮影されているようなので、そちらを使ったらよかったにと思う。
最近の本は軽く書き流した本も多い。小説もそう、ビジネス書もそう。でも、この本は田中さんの魂とエッセンスが詰まっている。彼女の人生そのものでもある。人柄や生活ぶりなどが見えてくる本だ。
最近の本は軽く書き流した本も多い。小説もそう、ビジネス書もそう。でも、この本は田中さんの魂とエッセンスが詰まっている。彼女の人生そのものでもある。人柄や生活ぶりなどが見えてくる本だ。
マイフェイバリットソングスNo22 ビリージョエル「She's got a way」
マイライフでもオネスティでも、ピアノマンでもどれをあげても良かったのだが、昨夜駅から自宅までの途中聴きながら帰ってきたこの曲をとりあえずあげておく。夜遅い、もう日が変わりそうな真っ暗な中を歩いて帰ってくるとき、、ビリージョエルの曲は似合うように思う。都会の夜、孤独、しかしさびしさではなく熱情を秘めて、そしてその日一日を何とか仕事をやり遂げ、ささやかな満足感とともに夜が深くなる時間に、無理に一日中高速回転させて火照った体をクールダウンさせるための曲。
2008年3月27日木曜日
山下哲也の立居振舞い
歴史あるパリのカフェ、カフェ・ド・フロールの日本人初のギャルソン、山下哲也を紹介する番組が26日深夜NHKであった。遅い時間に疲れて帰宅して何気なく見たTVだったが、すっかり引き込まれた。表参道のフロールで働いていた山下は本店で働くべくパリへ向かう。右利きの白人しか採用しない(左手でお盆を支えるから右利きなのである)という本店に苦労の末就職する。本店で働く山下の立居振舞いは素晴らしい。役者のような美しさで店の中を机と椅子の間をぬって、自由に無駄なく、客のそぶりを見逃さずに動く。山下を求めてくる客も多い。その裏には、そのための完璧なまでの準備はある。シャツのアイロン掛け、革靴を磨く、まさにギャルソンの美学。フランス人のギャルソンより、ギャルソンらしく、日本人の決め細やかさが加わって、その振る舞いはオリジナルなギャルソン以上の完璧さとなっている。まさに、リスペクトすべき存在といえる。その山下が聴いていたU2の”Electorikal Storm”。成熟した大人のための音楽。
2008年3月23日日曜日
ミドルマネジメントが重要
「効率的に降りかかってくる仕事を効率的にこなす」と「企業の将来をもたらし、部下にやる気を与える能動型の仕事」をバランスよく、部下一人一人のモチベーションの方向性とスキルを見極めながらジョブアサインメントすることは難度の高いミドルマネジメントの重要な仕事になっているが、現在のミドルマネジメントの多くがプレイングマネージャであり、かつプレイヤーとしての負担が大きいのが問題である。心のケア、体のケアの問題もある。新入社員も仕事に満足できないものは1、2年で見極めて、優秀なものは早々に他社に去ってしまう。また要領のいい部下を持てばラクだが、新人でも業務量が多い中で、要領よく業務をこなせるものは一握り。
マネージャーはマネージャーだけやっているようではいけないということで、プレーヤー兼務になってまだ15年はたっていないが、また兼務は変わらないとしても、マネージャの職務の重要性が増していることは確かである。
マネージャーはマネージャーだけやっているようではいけないということで、プレーヤー兼務になってまだ15年はたっていないが、また兼務は変わらないとしても、マネージャの職務の重要性が増していることは確かである。
梅田望夫「ウェブ時代 5つの定理」
(1)”言語表現能力が高い「ある種の人々」(=ビジョナリー)が英語で発する切れ味のよい言葉”を読んで、その言葉の背景にある思考や発想に寄り添って深く考えることで、未来に対する見晴らしが良くなる。
(2)ゴードンの「人生のプログラム」の3つの条件:①フラストレーションが報酬よりも大きいこと、②失敗の恐れよりも欲の方が大きいこと、③新しい技術や製品をつくれること・・・・・そうですね、③は重要。思いのほか手堅い言葉。
(3)世界がどう発展するか観察できる職につきなさい
(4)私たちは「世界を変える」手助けをしている=「世界をよい方向に変える」
(5)ケミストリー:スポーツなど集団行動において、チームワークや信頼関係によって、+αのエネルギーが生じること
(2)ゴードンの「人生のプログラム」の3つの条件:①フラストレーションが報酬よりも大きいこと、②失敗の恐れよりも欲の方が大きいこと、③新しい技術や製品をつくれること・・・・・そうですね、③は重要。思いのほか手堅い言葉。
(3)世界がどう発展するか観察できる職につきなさい
(4)私たちは「世界を変える」手助けをしている=「世界をよい方向に変える」
(5)ケミストリー:スポーツなど集団行動において、チームワークや信頼関係によって、+αのエネルギーが生じること
2008年3月22日土曜日
一番遅咲きのモクレン
2008年3月21日金曜日
2008年3月20日木曜日
マイフェイバリットソングスNo.21 増尾好秋「good morning」
46年生まれ、NY在住のギタリスト。69年デビュー、その後NYに渡り、日本に戻ってのリーダーアルバム第一弾が”Sailing wonder”(78年)。そして翌年出たのがこのアルバム。入社した当時の好みがよく表れている。でも、いまもお気に入り。
曲は全体を通して、いかにも朝陽がきらめく中で迎える朝という印象のリリカルでご機嫌なアルバム。それまでジャスは比較的ソニーロリンズなど重い感じのものを聴いていたのが、このあたりからフュージョンといわれるノリのいいものが増えてきた頃だが、これもその流れか。しかし、日本人好みの綺麗なメロディラインは心地よかった。塩屋の海を眺めて生活していた頃聴きたかったアルバム。そのあと、鎌倉方面に住みたいと思ったのはこのアルバムのせいか?
曲は全体を通して、いかにも朝陽がきらめく中で迎える朝という印象のリリカルでご機嫌なアルバム。それまでジャスは比較的ソニーロリンズなど重い感じのものを聴いていたのが、このあたりからフュージョンといわれるノリのいいものが増えてきた頃だが、これもその流れか。しかし、日本人好みの綺麗なメロディラインは心地よかった。塩屋の海を眺めて生活していた頃聴きたかったアルバム。そのあと、鎌倉方面に住みたいと思ったのはこのアルバムのせいか?
もくれん
春、梅のあと、桜の少し前、私の住んでいる街の団地を中心として白いモクレンが綺麗だ。写真は駅前のモクレンの大きな樹で、この樹は陽がよく当たるので、日陰になりがちな団地の中のモクレンよりも早く咲く。すでに3/18にこのように満開。
モクレンの花はやさしくて、気品があり、穏やかにたっぷりと咲く。この樹は特に大きいので、花もずいぶん多くたおやかだ。
だけど、モクレンの花は儚い(「儚」のいう字は人の夢と書くのをはじめて知った)。桜の花はうまくいけば一週間以上持つのに比べ、モクレンの花はまいとし3,4日で花が茶色になり、そして散ってしまう。
モクレンは春本番を告げる花で、今年もそうだが、土筆が目立ってくるのと同じ頃咲く。そして桜が咲いて、春本番となる。
今年は、大型の望遠がついたカメラを買ったのでいい写真が撮れた。(ちなみにこの写真は携帯)
マイフェイバリットソングス⑳サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」
14歳ではじめて買ったレコード(アルバム)がこのアルバム。2000円でその当時中学生だったからとても高かったけれど、今聴いてもすばらしいアルバム。こんなアルバムから音楽人生のスタートが切れたことを素晴らしいことと思う。「明日に架ける橋」の他、「コンドルは飛んでいく」「ボクサー」「バイバイラブ」・・・など、今聴いても駄作がない素晴らしいアルバム。しかし、このアルバムを最後に解散。
後年のNYセントラルパークでの復活コンサートは素晴らしいけど、二人の息の合ってなさはちょっと哀しい。ということで借りてきた一枚。
音楽人生がこのアルバムでスタートを切れたことがうれしい。
ちなみにシングルははしだのりひことシューベルツの「風」だと思う。
後年のNYセントラルパークでの復活コンサートは素晴らしいけど、二人の息の合ってなさはちょっと哀しい。ということで借りてきた一枚。
音楽人生がこのアルバムでスタートを切れたことがうれしい。
ちなみにシングルははしだのりひことシューベルツの「風」だと思う。
マイフェイバリットソングス⑲チューリップ「銀の指輪」
72年上京。「魔法の黄色い靴」でメジャーデビュー。73年の「心の旅」が大ヒット。久しぶりにチューリップのベストアルバムを聴いて、とりあえず代表を「銀の指輪」(74年)とした。「心の旅」は学園祭で歌い、そのために今でも飽きてるほど練習した。「青春の影」はずいぶんカラオケで歌い、「サボテンの花」は今でもギターで歌っているけど、ロック系バンドっぽさのある曲として、また姫野君のボーカルが聴ける曲として、個人的には「銀の指輪」を代表曲にしたい。こちらは財津さんがボーカルの「夢中さ君に」もご機嫌な曲。
2008年3月17日月曜日
私の好きな本⑪マロ「家なき娘」
小学生の時、両親が毎月買ってくれた小学館の少年少女文学全集のフランスの配本の回に入っていたのが「家なき娘」。本当に何回読んだことだろう。とりわけ気に入っていたのは、マロクールの村で住みはじめて見つけた小島の家の話。工場に勤めながら自分でサンダルをつくり、拾ってきた空き缶で食器やスプーンを作り、野草や野生のアヒルのたまごで料理を作る話。また自分で作った針で魚を釣り、洋服を縫う。なんでも自分でやってしまうこの部分がとりわけお気に入りだった。
久々に偕成社文庫で楽しませてもらった。こんな本がいまの子供にも読まれているとよいのだけれど。
久々に偕成社文庫で楽しませてもらった。こんな本がいまの子供にも読まれているとよいのだけれど。
2008年3月16日日曜日
車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」
まだ読んでいる途中だが、この本は描いている時代もあるが、社会の底辺に生きている人を描いている。その点において、読んでいる側にとっては目新しい。一流大学を卒業しながら焼き鳥屋の下請けとしてモツの串打ちという仕事に甘んじている男の話。本当はこんなところにいないはずの人間が底辺の社会を冷静に見ているいやらしさもある。逆にアッパーなものとしては、「グレートギャツビー」なんかはそうだろう。近年日本ではこのカテゴリーに作品がない。スキャンダラスなものをこのカテゴリーには期待できそう。この中間では、実際には事件や特別なことは日々起こるものではないということで、何も起こらない日常を淡々と描いた作品が最近目立つ。伊井直行著「愛と癒しと殺人に欠けた小説集」は、”不幸””恋愛””殺人”ばかりの小説界に一石を投じたものといえる。
それ以外の小説とテーマとしては、歴史を舞台にしたもの、海外を舞台にしたもの、妄想系のもの(SF系など)、特殊な世界を舞台としたもの(例えば、漆職人の世界を舞台に殺人事件を描くとか・・・)、など、組み合わせで魅力あるテーマがつくれる。
こんな風に小説の題材をテクニカルに分析して、魅力あるテーマをつくっていくことは可能に思う。
それ以外の小説とテーマとしては、歴史を舞台にしたもの、海外を舞台にしたもの、妄想系のもの(SF系など)、特殊な世界を舞台としたもの(例えば、漆職人の世界を舞台に殺人事件を描くとか・・・)、など、組み合わせで魅力あるテーマがつくれる。
こんな風に小説の題材をテクニカルに分析して、魅力あるテーマをつくっていくことは可能に思う。
2008年3月15日土曜日
急行銀河
昨夜発で今朝着がラストラン。最終日の東京駅には2000人が見送りをしたそうだ。
急行銀河は、京都発でいえば、22.58発で東京着は6:42。朝イチの仕事にも間に合う高度成長期のサラリーマン御用達のような夜行急行だった。最後は昔の特急車両だったから二段寝台でゆったりしていたはずだが、昔は三段寝台だったはず。体を横たえられるだけでも贅沢だったのだろう。そんな時代の列車だった。
父はこれで、土曜の夜の夜行で東京に時々学会に行っていた。今思えば、仕事のあと夜行で行って翌日の学会に出席して、そのあと新幹線で帰ってきたのだろう。丈夫でもなかった体がきつくなかったはずはないが、それだけ情熱があったのだろうと思う。
急行銀河は、京都発でいえば、22.58発で東京着は6:42。朝イチの仕事にも間に合う高度成長期のサラリーマン御用達のような夜行急行だった。最後は昔の特急車両だったから二段寝台でゆったりしていたはずだが、昔は三段寝台だったはず。体を横たえられるだけでも贅沢だったのだろう。そんな時代の列車だった。
父はこれで、土曜の夜の夜行で東京に時々学会に行っていた。今思えば、仕事のあと夜行で行って翌日の学会に出席して、そのあと新幹線で帰ってきたのだろう。丈夫でもなかった体がきつくなかったはずはないが、それだけ情熱があったのだろうと思う。
あの頃、神戸で③六甲「レガース」
ネットで検索すると、レガースはまだある。のってたコメントは、
”気のいい太ったママのいる店。南米志向の音楽の話をすると乗ってくる。神戸大学学生のインテリな話や、ご近所の少し年を食った神戸っ子達の話が聞ける。 ”
ライブとかも時々やっているらしい。
あの頃は美人姉妹と猫がいた記憶がある。猫が丸いスツールに飛び上るシーンが妙に記憶に残っている。あの頃の美人姉妹のどちらかが気のいい太ったママなのだろうか?あの頃の店は学生の街六甲の喫茶店にしては、住宅街の中にあったからか結構静かで、粋でおしゃれな雰囲気のある店だった。女の子といった記憶もないし、特段のドラマの記憶もないが、いい店だった。神戸の震災の後だったか、神戸に行ったときまだ健在でうれしかった記憶がある。また訪ねてみたい店だ。
ノースポール(ここはコーヒーが高かった、夜はバー、キープも高い店)、紅茶文庫(駅の南側、この頃紅茶の専門店は新しかった、女の子がいる場合に行く店)、名前は忘れたが変動相場制の1ドルコーヒーの店(1ドルが180円を切って変動相場制は終了)、あと名前は忘れたけどいくつか阪急六甲駅の周りには溜まり場があった。概ね、YとTとお茶を飲んでいたんだろうけど、何を話していたんだろうか。クラスの女の子の話をしていたことだけは確実に記憶に残っている。
”気のいい太ったママのいる店。南米志向の音楽の話をすると乗ってくる。神戸大学学生のインテリな話や、ご近所の少し年を食った神戸っ子達の話が聞ける。 ”
ライブとかも時々やっているらしい。
あの頃は美人姉妹と猫がいた記憶がある。猫が丸いスツールに飛び上るシーンが妙に記憶に残っている。あの頃の美人姉妹のどちらかが気のいい太ったママなのだろうか?あの頃の店は学生の街六甲の喫茶店にしては、住宅街の中にあったからか結構静かで、粋でおしゃれな雰囲気のある店だった。女の子といった記憶もないし、特段のドラマの記憶もないが、いい店だった。神戸の震災の後だったか、神戸に行ったときまだ健在でうれしかった記憶がある。また訪ねてみたい店だ。
ノースポール(ここはコーヒーが高かった、夜はバー、キープも高い店)、紅茶文庫(駅の南側、この頃紅茶の専門店は新しかった、女の子がいる場合に行く店)、名前は忘れたが変動相場制の1ドルコーヒーの店(1ドルが180円を切って変動相場制は終了)、あと名前は忘れたけどいくつか阪急六甲駅の周りには溜まり場があった。概ね、YとTとお茶を飲んでいたんだろうけど、何を話していたんだろうか。クラスの女の子の話をしていたことだけは確実に記憶に残っている。
上村愛子さん
既に日本人初のモーグルの年間総合優勝を決めていたが、また勝って5連勝となった。アイドル的なスタートから怪我などで苦しみ、トリノオリンピック直前に完成した大技エア「コークスクリュー」のマスターまでの大変な苦労はTVでも紹介された。入賞間違いないかとも思われたが、エアの配点が低いこともあって、06年のトリノオリンピックは5位に終わった。
それから2年。上村愛子はまた挫折を乗り越えて帰ってきて、年間のワールドチャンピオンを手にした。オリンピックで優勝するよりも真の実力の結果とも言える。アイドル的存在から彼女ももう20代最後の年、2回の挫折を白馬の地でずっと修練して乗り越えた彼女に拍手を送りたい。次のオリンピックは2010年。そこまで頑張るのかな。
それから2年。上村愛子はまた挫折を乗り越えて帰ってきて、年間のワールドチャンピオンを手にした。オリンピックで優勝するよりも真の実力の結果とも言える。アイドル的存在から彼女ももう20代最後の年、2回の挫折を白馬の地でずっと修練して乗り越えた彼女に拍手を送りたい。次のオリンピックは2010年。そこまで頑張るのかな。
personal,social,community
マーケティングの転換の3つの視点がpersonal,social,community。
まず、personal。カスタマイズの方向へどんどん方向付けられるのであろうし、生産体制も追いついていっている。自己実現ともわがままとも、肯定的にも懐疑的にもとれるが、サイフを持つのは個人であるからわがまま実現の方向は変わらないだろう。
しかし一方で、socialの視点は待ったなしである。限りある地球の資源・環境の問題を考えると、循環型の社会をめざしていくべきというのは不可避の方向である。私たちはこの不可避であるということを、前向きに捉えるべきであると思う。時間は掛ったが、プリウスの成功は”大義名分がもうけにつながっていく”ということを教えている。もちろん、右肩上がりで順調にもうけにつながったわけではなく、理解を得る時間が必要だったわけだが。CSRもこれからは本業で実現していくべきであり、古い意味での社会貢献・ドネーション型の貢献はいずれ、かくれみのとみなされる時代になるだろう。
そして、この全く相反する方向性をつなぐものとして、communityの可能性を考えたい。コミュニティとは同じ方向性を持つ人たちの集まりである。この同じ方向性を持つということは大きなエネルギーを持っていつということであり、そこに大きな可能性を秘めている。リアルかバーチャルかは問わない。communityの中から世の中を変えるものが出てくる。
まず、personal。カスタマイズの方向へどんどん方向付けられるのであろうし、生産体制も追いついていっている。自己実現ともわがままとも、肯定的にも懐疑的にもとれるが、サイフを持つのは個人であるからわがまま実現の方向は変わらないだろう。
しかし一方で、socialの視点は待ったなしである。限りある地球の資源・環境の問題を考えると、循環型の社会をめざしていくべきというのは不可避の方向である。私たちはこの不可避であるということを、前向きに捉えるべきであると思う。時間は掛ったが、プリウスの成功は”大義名分がもうけにつながっていく”ということを教えている。もちろん、右肩上がりで順調にもうけにつながったわけではなく、理解を得る時間が必要だったわけだが。CSRもこれからは本業で実現していくべきであり、古い意味での社会貢献・ドネーション型の貢献はいずれ、かくれみのとみなされる時代になるだろう。
そして、この全く相反する方向性をつなぐものとして、communityの可能性を考えたい。コミュニティとは同じ方向性を持つ人たちの集まりである。この同じ方向性を持つということは大きなエネルギーを持っていつということであり、そこに大きな可能性を秘めている。リアルかバーチャルかは問わない。communityの中から世の中を変えるものが出てくる。
塩とオリーブ油が主役 山羊乳のヴァヴァロワ
木曜に行ったカンテサンスのスペシャリテ。上にユリネとマカガミアナッツのスライスが添えられてある。堅さの異なる2種類のトッピングが触感に変化を与えて素晴らしい。ヴァヴァロワはそれ自体の味より、フワフワした触感が魅力。味わいは良質のオリーブオイルと塩からなる。塩の粒に出会うと一気に味が締り華やぐ、食べながら思わず塩粒を探してしまう。素晴らしい組み合わせで見事な一皿。
2008年3月14日金曜日
2008年3月9日日曜日
桜庭一樹読書日記
まだ読んでいる途中であるが、この人の本の漁りぶりはすごい。本屋に行って本探しすることを”パトロール”といい、買い込んだ本は”戦利品”といい、夜の11時前でも、読みたい本があれば開いてる本屋へ突撃するかのように出かけていく。すごいぞ!桜庭。そして、またその本の読み方がすごい。まるでジェットコースターのように、読書街道を爆走する。倒れるまで、意識がなくなるまで読むという感じ。読んでいる途中も、震えたり、騒いだり、もんどりうったり、大変である。ジャンルも幅広い。こういった膨大な読書が桜庭さんの小説を作っている。この日記を読んで読んでみたい本がたくさん出てきた。
土曜日のトップランナーに桜庭さんが出ていた。小説の書き方の話が面白かった。テーマを見つける。そしてそこで熟考する。場所や光景を決める。地方なのか東京なのか、紋別なのか・・・・、そして登場人物を決めていく。小説の出だしはテンション高く、テンションを上げて書きだすとか、感情移入できる普通の人を必ず一人登場人物に入れるとか、小説の方法論も独自のものがあって面白い。・・・それ以上詳しい部分はちょっと忘れてしまった。再放送を忘れずに録画しよう。しかし、何か別のところで、”世界”をつくるのに音楽をかけたり・・・・、大変な時間をかけているらしいという話を読んだ。そして勝負は最初。そこで読者を取り込む。浮気な若い女の子達を読者にしてきた苦労がいまを作っている。努力の人なんだ。編集者の話もよく聞いている。
土曜日のトップランナーに桜庭さんが出ていた。小説の書き方の話が面白かった。テーマを見つける。そしてそこで熟考する。場所や光景を決める。地方なのか東京なのか、紋別なのか・・・・、そして登場人物を決めていく。小説の出だしはテンション高く、テンションを上げて書きだすとか、感情移入できる普通の人を必ず一人登場人物に入れるとか、小説の方法論も独自のものがあって面白い。・・・それ以上詳しい部分はちょっと忘れてしまった。再放送を忘れずに録画しよう。しかし、何か別のところで、”世界”をつくるのに音楽をかけたり・・・・、大変な時間をかけているらしいという話を読んだ。そして勝負は最初。そこで読者を取り込む。浮気な若い女の子達を読者にしてきた苦労がいまを作っている。努力の人なんだ。編集者の話もよく聞いている。
チューリップ
3/7(金)10:00からNHKでやっていたチューリップの番組を録画で見た。今日も帰りが午前様だったが、風呂に入って1時過ぎから録画を見た。レコードも持ってないし、コンサートにも行ったことはないが、72年デビュー、73年「心の旅」で大ヒットのチューリップはフォークル、サイモンとガーファンクル、荒井由実とともに高校時代に最も影響を受けたバンドである。改めてみると、チューリップは財津和夫で持っているようだが、実は「心の旅」はボーカル姫野達也のアイドル的な要素もありヒットしたし、ロックバンドとしての音楽性はギターの安倍、ドラムスの上田で基本がしっかり作られていると感じた。高校3年の学園祭で歌った「心の旅」は歌いすぎてまだ少し飽きているのかもしれないし、まだ気恥ずかしいのかもしれないが、「戦争を知らない子供たち」とともに、10代の頃最も歌った曲である。
成城からの帰りの大旅行
小田急線成城学園前から小田原行き急行に乗るが、混んでいて暑いので、向ヶ丘遊園で下車して普通に乗り換える。途中何台も追い抜かれてさすがに町田で乗り換え、急行で次の駅相模大野で下車。このあたりは厚木や座間が近いからか戦闘機の爆音がすごいし、心なしか外人も多い。しかし、小田急線はここまで来てもまだ満員である。とはいえ、時間的には新宿からそんなに遠くない。江ノ島線に乗り換えて、また鈍行。途中の大和で急行に乗り換えて湘南台下車。SFCがある駅である。江ノ島線は田園都市線の終点がある中央林間でまた人が大量に乗ってくる。そうこうしているうちに外は雨。雨が降るなんていってたっけ。傘なんて持ってないよ。湘南台は横浜地下鉄と相鉄の駅もあり、大きな駅。でも、ただだだっ広い駅。横浜地下鉄に乗ると、上永谷は思いのほか近い。でも途中はずっと田舎のはず。所要時間約17分で上永谷到着。
2008年3月7日金曜日
「悪童日記」アゴタ・クリストフ
はじめの数行で引き込まれたこの物語は、私たちが住んでる世界とは全く別の世界を描いたものであり、現代日本人の想像の範囲を超えている。2人の双子の少年は限りない悪事を働き、したたかに成長する。それは生き抜くための手段である。しかし、文章は内容にも関わらず不思議なユーモアを帯びており、やりきれなさは残らない。とはいえ、ノンフィクションではないが、戦時下において弱者である老人や子供はこうすることでしか生き残れないであろうことをこの物語は再認識させてくれる。その意味ではすぐれて反戦文学であるともいえる。
一方で、ノンフィクションなのか、フィクションなのかを考えることを忘れさせるすぐれたストーリーテラーである。
一方で、ノンフィクションなのか、フィクションなのかを考えることを忘れさせるすぐれたストーリーテラーである。
2008年3月2日日曜日
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