2009年9月28日月曜日

「マルコの夢」栗田有起

きのこをめぐる奇想天外な物語、と背表紙にはある。
確かに奇想天外。小川洋子さんの「ブラフマンの埋葬」、森博嗣さんの「少し変わった子あります」にも似た奇妙な雰囲気。共通性をどう言い表せばいいのかわからないが、もう一回読んでみて、考えてみたい。
「料理されると存在感を際立たせるところだ。さすがキノコだ」
エリンギとまいたけだけでどうしてパスタはあんなにおいしくなるのだろう。

2009年9月26日土曜日

市電保存館




滝頭の市電保存館を訪れる。思いのほか8両も保管されており、車両にも入れて、椅子にも座れ、冷房も入っていて、すばらしい保存状態であった。運転台は京都市電もこうだったなと思い出され懐かしかった。シートは思いのほか前後が狭く、混んでいたからこうなったのであろうか?
そのあと、横浜橋商店街を抜け、商店街の一本裏の真金町をうろうろすると、タイ居酒屋、台湾料理屋、韓国料理屋・ゲイスナックなど人種混交・男女混交の夜は少し近寄りにくいあやしい雰囲気。タイ居酒屋は少し魅力があったがあきらめ、天丼の「豊野」がおいしそうで、行列もできていたので、並んで天丼600円也をいただく、えび2本に野菜が3つ4つついてこの値段。なかなかお値打ちだが秘密はあるのだろう。今日は23.61K。

ランラン&ウィーンフィル




4月からチケットを取り楽しみにしていた。9/25のウィーンフィル。
会場のサントリーホールの席は舞台を俯瞰できる2FのLB。ランランの指使いがしっかり見える。
クラシックのコンサートについていろいろ評価する人は批評家・アマを問わずいるが、そういう言葉を僕は持っていない。
しかし昨夜のコンサートは大きな満足があった。ランランのショパンもすごかったが、100人を超えるオーケストラでのR・シュトラウスの「英雄の生涯」はオーケストラの魅力を余すところなく発揮できる曲で素晴らしかった。
弦楽器の海の波のうねりのような、といえばいいのだろうか・・・、10台のチェロと、8台のコントラバスの重い地ひびきのような音。小さな管楽器の活躍、これが2階バルコニー席だから見えるのが素晴らしい。打楽器のしっかりとした締めの冴え、何がよくて、良くなくてと言うことはいえないが、オーケストラの魅力というか、クラシックの交響曲の魅力は充分に、満喫できた、大満足した夜だった。
指揮はズービン・メータ。

今週の外食

(木)昼:「ぶりきや」でかさご一匹丸ごと開きの焼き魚、(金)夕:「オーバカナル」でキッシュ&オムレツ&ビール。今週は月~水はお休みだったので2日だけ。

2009年9月24日木曜日

夏を思わせる日ざし




夏を思わせる日差しに誘われて、早めに会社を抜け出してミッドタウン裏で昼休みを過ごす。お昼はいつもの六本木に似つかわしくない「ぶりきや」で今日は1200円を奮発してカサゴの開きの焼魚をいただく。もう、お魚だけでおなかがいっぱいという感じ。ご飯を少し残したぐらい。
今日はすごい日差し。このまま公園にいたら日焼け必至の日差し。暑すぎていつもは満席のベンチも日陰以外はすいている。しかし、男性まで日差しを避けるというのはどういうことかしらん。とはいえ風は秋の風。ずっとここにいたいぐらい気持ちのいい午後。

ウィーンフィル音と響きの秘密

ウィーンフィルの醸し出すやわらかく美しい響きはオーケストラが自発的に造りだしたウィーンの響きだ。それは各楽器間の微妙なずれから生まれる。それを一分の隙もなく揃えたらウィーンフィルがウィーンフィルでなくなる。 1933年以来常任指揮者を置かず、楽団運営も自主性、オーナーもオーケストラ自身。指揮者、独奏者、歌手も自分たちで決める。
そんなところにウィーンフィルの魅力の秘密がある。
完璧さ、技巧・スーパーテクニック、難曲、これらは高みに到達するためのプロセスに過ぎない。
すべては何のための音楽かということに行き着く。

2009年9月23日水曜日

5連休最終日

今日は調子の悪いひざの様子を伺いながら・・・、と思っていつもの八景島コースをゆっくり走っていたが、物足りなくなり、八景島から八幡橋、吉野町3丁目と回って鎌倉街道から帰宅。34.87K。今月もこれで200Kオーバー。
八景島の公園のベンチでつい昼ね。結構日差しは強かったかが、気持ちいいひと時。しかし最近は葉山方面で広い海を眺めることが多いので、八景島では物足りない気分。連休最終日はいい体のメインテナンスの走りでした。

中村あゆみさん

1966年生まれの43歳。福岡出身となっているが、ほぼ大阪の八尾出身。やっぱり大阪のオナゴですなあ、迫力あるのは。
シングルマザーで2回結婚。現在独身。
85年の「翼の折れたエンジェル」が大ヒット。その後泣かず飛ばずだったらしいが、ここのところでまた復活しているのは、デビューした若い頃より女っぷりが格段と上がっていることと、歌の迫力。前のめり風に歌いこんでいる姿はすごい。

2009年9月21日月曜日

連休3日目




逗子から葉山を抜けて、和田長浜海水浴場まで。
ここは結構ちゃんとした海水浴場。大学のヨット部がここを練習場所にしているよう。 こういう部はお金のかからないいい場所を押さえているなあ。
そのあと、ずっと海岸沿いを走って腰越まで→大船を抜けて自宅。74.91K。膝の調子が良くない中、また途中でおなかが痛くなった割には長い距離を走った。夏が過ぎてずいぶん走行が楽になった。
鎌倉に戻ると人気店はどこも満員の列。ロンディーノも珊瑚礁もしらすやも見たことのない行列でした。
写真は万寿沙華(撮影は池子のあたり)と早めの昼ごはん。今日は葉山港湾食堂でアジフライ。

2009年9月20日日曜日

大井川鉄道井川線






















予定通り4:00起床。意外とすっきり。
4:54大船行き、飲んで朝帰りの人、仕事に出かける人、ハイキングに行く人・・・いろいろな人がいて結構。電車は一番電車なのに混んでいる。
5:10熱海行き。こちらも結構混んでいる。向かいのホームの東京行きはあいている席がほとんどない車両もあり、普段動かない時間に動いてみると発見がある(あとで気付いたのは今日が連休初日ということ)。空がやっと少し明るくなる。小田原5:51着。結構時間がかかる。
6:15発広島行き(この列車何と新横浜始発)の新幹線自由席のチケットを買う。指定席は満席らしい。大型連休初日のせいか?ここで完全に夜が明ける。そして小田原で自由席は満席。でも、ラッキーにも座れた。静岡6:41着。小田原の次が静岡なのでわずか26分。こんなにも近いのか?京都~新神戸ぐらいということか?帰りは40分以上掛かった。
静岡で6:48浜松行きに乗車。金谷到着7:19で予定通り。SLは10時台なので人気の大井川鉄道新金谷駅にもほとんど人はいない。相変わらずこの駅は寂しい。メインは次の新金谷駅だから仕方ないが。窓口で大井川アプトラインフリー切符を購入。5500円。あとで気付いたがこれは有効期間が2日。1日でもとは取れるが、もったいないことをした。いよいよ初の井川行きだ。これまでは一回目は千頭まで、二回目は長島ダムまでだったので、やっと念願の井川行きだ。
金谷7:36発。車両は南海高野線のお古。沿線には茶畑がいっぱいで水田より面積は広そう。茶畑+水田=お茶漬けか?
五和を過ぎて神尾のあたりから住宅地が終り、大井川沿いに山すそを走る。この鉄道の醍醐味が始まった。途中からは寝ていたようで8:49千頭到着。
さて、ここから井川線。9:00発。右手に大井川を見ながら井川を目指す。暑くも、寒くもなく、窓枠にもたれかかって思わず「いいわあ」とつぶやく。ある種の温泉のような気分。さながらの森林浴。既に大満足。最後尾の機関車が押している。運転は先頭車両(これは「ク」がついている)。カーブが多いので車両と線路がきしむ音が結構する。これがローカル線。山に向かう鞍馬線に少し似ているが距離とスケールが違う。
まさに、ぎしぎし、がたがた、機械が走っている感、満載!なのだが、不思議に人間臭く感じるのはなぜなのだろう。
奥泉からたくさん乗るとのことだが、5両連結の中で僕の乗った車両は相変わらずひとりで独占のまま。
終点までは1時間40分ほど。この線は心洗われる。空気がおいしく、森林浴でもある。朝4時に起きた甲斐があったというもの。何度でも来たい。
車内放送もいい、バスガイドさんのような沿線案内や、ハチが入ってきたときの対処法、ここは100m以上の望遠じゃないと撮れない・・・とか、素朴できめ細かい。がんばってる。
アプトいちしろ(396m)で後ろにアプト式電機を連結。目視でも明らかな坂を登って次が長島ダム。ここは485m。また、切り離してここから先は、いよいよはじめての経験。ダム湖の水の色が素晴らしい。
関の沢鉄橋。日本一高い鉄橋らしい。なにもなさげな「尾盛」で2人降りたのは、この鉄橋を渡る列車を撮影するためか?次回の目的地か。
10:45井川到着。結局井川まで来たのは私と夫婦らしき2人連れの3人。この人たちとはこのあと何度か出会う。最後は千頭。
先ほどの車掌さんに聞いて、井川駅前の「やまびこ」でしいたけ天ぷらそば+ビール。このあたりの特産品であるしいたけは大きく肉厚でおいしい。帰りにはお店手作りのわさび漬けを買う。駅のそばの小さな滝に水が流れる音が心地よい。井川696m。井川はダムの他は何もないといってもいい。ダムの周りを散策して、ダム湖のほとりでゆっくりする。本当に静かだ。
2時間ほど井川でのんびりして、13:22井川発で戻る。奥大井湖上駅で降りるか迷った末、ここは次回に廻して14:27長島ダム到着。ここで、列車交換や電機の付け替え作業を撮影。数年前に来たのはこの駅まで。
山の中は静かだ。時折、車やバイクの音がするほかは、ダムが放流する水が流れる音、虫の声、鳥のさえずりぐらいしか聞こえない。風はやわらかく、空気には植物の香りがする。ここでは誰もが詩人になれる。15:29長島ダム発で千頭にもどり、またここで1本やり過ごし、街をぶらぶら。川では鮎釣り。あまりよさげな店がないので、食べるのはあきらめる。17:10千頭から乗ったのは今度は近鉄の特急車両。金谷到着18:23。この線には似合わないシュールな本谷有希子の本を読みながら帰る。東海道線の金谷発は18:31。朝は7:19到着なので、半日いたことになる。満腹感一杯だが、ここまで戻ると現実に戻る。静岡→新幹線で小田原、そこから東海道線で

2009年9月19日土曜日

「生きているだけで、愛」本谷有希子

奇妙な小説である。しかし何かを持っているという・・・・、でも確信はない。ここで登場する”暴走する女”は本谷の小説や舞台ではよく出てくるらしい。
自分でダメダメの臨界点に達してしまっている。だから、他人からされるちょっとしたいやなことでもブチキレる。
妙な読後感が残る。もちろんここに登場する女とは付き合いたくないが。

VERDE→ミルクホール
















早退して、横須賀線で一直線で逗子へ、さらに海岸周りのバスで葉山へ。平日のこんな時間はさすがにすいている。VERDEでパスタとコロナビール2本。5連休の前の金曜の夕方のこの時間は贅沢。海の音が懐かしい。大学生の頃は海岸に住んでいたからこういう波の音を楽しむ時間がたくさんあった。犬はお店のワンちゃん。よく慣れている。そのあと、鎌倉でミルクホールへ。早い時間なのにモルトウイスキーを二杯。夜が長い。団体さんが来たので退散することにした。

神楽坂











水曜日神楽坂へ。「ジョルジュサンド」は吉村葉子さんのお店。このお店に限らずお店自体が神楽坂に似合う素敵なお店が多い。当然看板も素敵なものが多い。この日夕食をいただいたのは古い日本家屋で和食をもてなす「カド」。本当にお安い値段でぜいたくな食材は使っていないが、しっかりしたおいしい食事をいただいた。日本酒もおいしい。この時期は暑くもなく寒くもなく、窓を開けっぱなしての食事が気持ちがいい。和室にソファーというのも妙にくつろぐ。

2009年9月18日金曜日

今週の外食

(月)昼:「ぶりきや」で角煮定食、(水)昼:「天茂」でかき揚げ定食、(木)夜:七志ラーメン、(金)昼:「奈可嶋」でカレイの煮付け、夕:「VERDE」でサザエのパスタ、サザエの肝の苦み、水菜?の苦みとサツマイモの甘さがころよいバランス→そのあと鎌倉の「ミルクホール」でウイスキー2杯。なかなかの一週間の締めでした。

イチローの「9」の字のネックレス

2004年、安打数で新記録を達成したときに奥様から贈られたネックレスとのこと。200安打を9年続けると新記録になるということで贈られたものとのことだが、こういうとてつもないことを目標に掲げることのできる夫婦はすばらしい。

2009年9月17日木曜日

「マイブルーヘブン」

「On the sunny side of the street」
訳すと、”悩み事は捨てて、明るい表通りに出て行こうよ”
勘一が吸うたばこは、私と同じラッキーストライク。
名前の由来は19世紀のゴールドラッシュ時に金鉱を掘り当てたものが言ったスラングである「Lucky Strike」からきているそうだ。
この本は連作してきた4冊目ではなく、予め予定されていた4冊目と思える。
今回もまたすばらしい。

2009年9月14日月曜日

ミッドタウン裏

み11時からの会議が流れたので、本を持って早出して、ひさしぶりに「ぶりきや」へ行き、角煮定食をいただく、赤みも脂身もおいしい。これで980円はすばらしい。かさごの焼き魚があったけれど、おなかがすいていて角煮に負ける。
そのあと、ミッドタウン裏の檜町公園のベンチでゆっくり外の空気を楽しむ。日差しは驚くほど強いが木陰は心地よく、涼しい風が吹く。
子供連れのお母さん、そしてひとりで昼ご飯を食べるOLさんは結構多いですね、高校生のカップル、ボクシングの練習をしている若者、花嫁の写真を撮っているカメラマン、お弁当を食べている外人、芝生に寝そべるサラリーマン、そして東京バンドワゴンを読んでいる私。取り立てて幸せでもなく、普通な人達だけど、だけどこんな場所が近くにあるのは、やっぱり幸せなのかも。

「スタンドバイミー」

東京バンドワゴンのパート3。
次々起こる事件もなかなか読ませるが、ベースとして登場人物がよく描けていることがこの本の魅力を支えている。胆力とお節介が事件を解決する。

2009年9月13日日曜日

「アンリ・リヴィエール展」

“フランスの浮世絵師”というサブタイトルの展覧会が葉山の県立近代美術館でひらかれている。なつかしい、親しみのある画風は浮世家風というところからきているのだろう。
リトグラフ・油絵・木版・水彩・写真・影絵など、一生の中でいろいろなものを手掛けている。回想録にも「紆余曲折の道」というタイトルが付けられているが、なかなか評価されなかったのだろう。一生を多く旅で過ごしているのも「紆余曲折」か?
浮世絵のブルターニュの海岸の景色はブルターニュには見えない。全く日本のよう。しかし、建物や人が画面の中に入ってくると、日本とフランスが混ざった不思議な感覚が現れる。
建設中のエッフェル塔をずいぶん題材にしている。これが日本風の版画のような感じであるのは面白い。
あと、同じ版木で摺り色を変えると、時間の移り変わりが表現できる。これは版画の面白い特徴である。この美術館で行われる展示会で展示される作品は、いつもどこか三浦半島や葉山の風土を感じさせるものがあることが多い。今回も、岩場や入り江やヨットなど三浦半島っぽい作品がいくつか見受けられた。

佐島「海辺」
















葉山の近代美術館で「アンリ・リヴィエール展」をみて、佐島の「海辺」で昼食。トップメニューの海辺定食はお刺身+てんぷら+煮魚の豪華版だが、やはりメインはお刺身のようで、こちらはかなりたっぷりの4種+生しらで満足感あり。一方、煮魚のさばの煮つけとてんぷらはやや物足りなかった。
そのあと、佐島の天神島臨海自然教育園に寄る。なかなかの岩場でゆっくりする。写真に写っているのが天神島?
佐島→立石→秋谷の海岸はいつ見ても見ごたえがあり、特に今日のような天気が良くて海が荒れている日は特にいい。この通りは西海岸通という名前がつけられている。夕方夕日を眺めながら走るとまた格別と思う。立石の公園に「草迷宮」の碑がある。泉鏡花はこれを逗子で書いたらしい。
今日は六浦→佐島往復で54.24K。

2009年9月12日土曜日

「シーラブズユー 東京バンドワゴン」

ワケありの人ばかりの大家族なんてあるはずもないのに、それが不思議に不自然でなく、事件も唐突さを感じさせない不思議な物語。昔風で現代風。秋海棠(しゅうかいどう)が似合う。

今週の外食

(月)夕:中華街、「馬さんの店」で冷やしねぎそばとビール→ミントンハウスでビール、(金)昼:鳥のから揚げ+餃子。今週は忙しく、昼は弁当の日々

2009年9月8日火曜日

「日本の難点」宮台真司‏

・部分的最適化を上回る全体の合理性
・「無痛文明」:死、等失ってみないとわからない大切さ
・日本の自殺率は先進国最悪/日本の社会が旧西側で得意なダメさを内包している?
・高偏差値大学でのコミュニケーション能力・思考力の低下
・オバマは前大統領の悪政なくしては登場しなかった
・選挙は分裂と再統合の儀式自民党にとって、(負けたら再度立ち上がるための儀式は必要だったはず)
・新政権が向き合うもの:アメリカ/霞ヶ関/経済界
・「グローバル化を敵に据える」「企業社会を敵に据える」「格差社会を敵に据える」では、それだけで終わる。

2009年9月6日日曜日

久しぶりに葉山「VERDE」




行く夏を惜しむかのように「VERDE」はお昼でもないし、夕食にもまだ間がある時間帯にもかかわらず、そして、西日が女性には厳しい時間帯にもかかわらず(いや、あまりに厳しい太陽に、店の中にもかかわらず、パラソルをさしている人がいる。これはすごい。一人でなく。西日なのでお店のパラソルは角度的に意味を成していない。)、混んでいる。
西日がたっぷりで気持ちがいい。
今日はケーキとアイスコーヒーのセットをいただく。アイスコーヒーは薄めのようだが、味はしっかり。ケーキはチーズケーキと・・・と、アイスクリームの3種類。
波の音と、秋の気配満載の風と、沈むにはとまだ時間があるから力のある日差しをもたらす太陽と、日曜夕方にはこれほどの時間は他にないと思う。
今日のサイクリングは秋谷往復。44.59K。

ドラマティック・リーディング

5(土)恵比寿にドラマティック・リーディングによる有川浩の「阪急電車」を見に行く。
「表現すること」=ある意味では「はじけること」だ。
あるときは大げさと思えるほど、思い切り良く自分の感じるままに表現する。
何かが自分を閉じ込めようとするのを跳ね除けて表現する。
表現者の先輩に「表現する」こととは、を教えてもらった夜。

2009年9月5日土曜日

叡山電車「スーパービュー号」




山の中を縫って走る鞍馬線ならではの車両。宝が池まで往復して久しぶりに電車撮影。8/31。写真で見る感じは小私鉄には決して見えない。

天龍寺






















嵐亭で昼食をいただいたあと、久しぶりに天龍寺に行くが、もしかしてはじめて?記憶にはない。
天龍寺は、ちょうど「雲龍図」の公開をやっていてグッドタイミング。どこから見ても見ている人を睨んでいるように見えるのは不思議。山を背にした庭園はすばらしく、畳に座っていると心が落ち着く。ぜひゆっくり時間を楽しみたいお寺である。庭は花の手入れもいい。「天龍寺の花」という本を作って欲しいほど。写真の紫の実は「紫式部」。庭のもみじは一部もう赤くなっていて秋のよう。この日は8月にしては涼しく、散策が可能な日。

嵐山




8/29有馬温泉から午後にはJR京都駅経由で嵐山へ。嵐亭でステーキ丼。久しぶりの嵐山。まだ8月だというのに木陰に入るとずいぶん涼しい。もうすっかり秋。天龍寺の境内のもみじが一部紅葉しかけ?嵐山からは阪急電車で市内へ戻る。

ねぎや凌風閣夕食











土曜の泊まりの食事。
さしみもなべもあゆも最後のれんこんご飯までなかなかあきさせない趣向で、料理長の腕前とセンスを感じさせた。値段からすると割安感がある。



有馬温泉街























はじめての有馬温泉。街はガイドブックでは小さく扱われていて期待はしていなかったが、なかなか「和」できれいにまとまっていて、また入り組んだ街が魅力を増幅させる。
土産物屋も俗悪な建物でなく、古民家のお店がほとんどで、なかなか味わいがある。誰かプロデューサーがいるのではと思わせる。
みやげ物も炭酸せんべいを買っていったが、包装紙を含めてなかなか端正。
また「和」の街に適度に洋風のお店が計算されたように配置されているのも魅力。さりげなくベルギービールを飲ませたり、なかなか。
猿の曲芸に感心して1000円。通いでも街には温泉があったり、足湯があったり、充分楽しめる。電車は神戸電鉄。有馬温泉口駅にて。新神戸まで30分かからない。