2008年8月19日火曜日

「子規365日」②

俳句とは映像美・感動を季語と五七五のリズムを持った言葉によってメディア変換を行う芸術である。・・・・なんて、難しく定義してみたが、この本を読んで気づいたことばは、「映像美」「映像喚起力」「カメラワーク」「映像化」などのことばだ。
”大雨の中に四五人田植えかな”子規
は、この短い言葉で見事な映像が喚起されている。ここに俳句の本質のひとつがあると感じた。
最近、写真に俳句をつけた本を見かけたが、こういうことだったのだ。
しかし、俳句の映像は具象画なのであろう。抽象画ではありえないのだろうか。

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