2008年5月13日火曜日

原爆ドーム

原爆ドームにはじめていった時。
もう、原爆が投下されてから50年近くたっているにも関わらず、僕の眼には原爆ドームはなまなましかった。
地面にはドームのコンクリートの破片が散らばっている。前の川はこの水を飲んでずいぶんたくさんの人が亡くなった川だ。
悲鳴やうめき、怒号が聞こえてくるかのようだった。
破片の散らばりは人骨の散らばりに見え、川は赤く血で染まっているようにも見えた。
この街で被災し、ずっと住んできた人はどういう思いで住み続けてきたのだろうと思うとき、痛ましいと思うと同時に、人間の逞しさを感じる。



0 件のコメント: