2008年4月23日水曜日

マイフェイバリットソングスNo29 宇多田ヒカル「First Love」

1983年生まれ。まだ25歳。
ヒッキーの登場は社会現象だったといってもいい。
有名な女性演歌歌手の一人娘にして、アメリカ育ち、帰国子女でアメリカンスクール在学中(のちにコロンビア大学進学)という話題性満載。
そんな背景を持ちつつ、楽曲は自作にして若者から、年配者まで幅広く支持できる優等生的で、若者は新しさで支持し、年配の人たちは懐かしさとかわかりやすさとか、こんな娘がいたらということもあり、アルバムは700万枚以上売れた。
千葉マリンにコンサートを見に行ったのは2000年8月。暑い日だった。マリン球場のほとんど最上段からはヒッキーはほとんど米粒ぐらいにしか見えなかったが、それでも興奮した。
いつも迎合しない、沖に向かうチャレンジングな楽曲作りをしているのには感心する。その一方で、「宇多田ヒカル」というブランドを維持していくのは、若いときに上り詰めてしまっただけに大変だろうなあと思う。
最新の”Flavor of life"も”Heart Station”もすばらしい。魂が入っていて、サウンドは非常に請ったつくりになっていると思う。
”切ない”歌を書かせて、歌わせたら当代随一である。

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