2008年4月13日日曜日

次世代に完成を託した仕事

ガウディのサグラダ・ファミリアの最もすごいところは、次世代に完成を託した仕事だということだと個人的に思う。人は自分が生きているうちに何かを残したいと思う。建築物は特にそう。ガウディのサグラダ・ファミリアは構想が大きすぎて、資金的にも工期的にもガウディの存命中での完成は不可能であった。しかし、このスケールのとてつもない構想をガウディが生み出したということが大変なことなのだ。
都市の中にこんなにもすごいものが存在すること、あるいはすごいものの周りで近代都市が形成されたこと、そしてなおつくり続けられていることがすごいことだ。
人は生きている間の名声を得ることを目的とするのではなく、後世に名を残すという高い志を持つべきなのだろう。個人的にはそれ以前のまた以前だが・・・。
松下奈緒主演の映画「未来予想図」で、サグラダ・ファミリアのすごさを感じるのはやはり映画館の大きなスクリーンであった。ビデオは想像を膨らますしかない。ミラノのドゥーモ、NYの自由の女神、そしてまだ見ぬ映画館のスクリーンでしかそのスケールをみてないサグラダ・ファミリアは威圧されるすごさを感じさせる建造物のベスト3である。いつの日か、映画館で見た感動を体感すべく、いざバルセロナへ。

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