2008年4月9日水曜日

堤未果「貧困大国アメリカ」

アメリカの貧困の背景を追って目うろこの本。
・サブプライム問題とは経済的弱者を食い物とした貧困ビジネスである
・貧困が生み出す肥満国民=肥満の原因は貧困であるという事実
・人災だったハリケーン・カトリーナ
・病気で貧困層に転落する
・病院、学校、軍隊を民営化する罪、
・市場原理とは弱者を切り捨てていくシステム
・入隊と引き換えに市民権を出すという新しい移民法
・消費至上主義的ライフスタイル
日本で言えば国鉄は民営化すべきものであったのだろうか?国鉄に問題なしとはいわないが、電機メーカーや自動車メーカーと同じ経済原理の下に置かれていいのか?宝塚線の脱線事故、廃線・・・、市場原理の中に置いても、何らかの配慮は必要だったはず。大学はどうか?国立大学は変な寄付ばかり卒業生にたかっている。病院自体が病んでいる現状。

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