2008年7月27日日曜日

No.36 ソニーロリンズ「ST.THOMAS」②

いくつかのアルバムでこの曲は収録されているから、ソニーロリンズにとってもこの曲は会心の一曲なのだろう。しかし、「サキソフォン・コロッサス」のなかでのこの曲が一番である。
テーマーの部分のメロディラインがまず素晴らしい。
自由に音が上昇して落下する。その天衣無縫とでもいうべき演奏に魅了される。
次の音を予想して、時に予想が当たり、音を追っかけ、時に予想は外れて思いがけない音の展開となる。グルーブ感、ノリのよさ、これがいいことは言うまでもない。

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