2008年7月20日日曜日

横浜ベイスターズ石田さん逝去

横浜ベイスターズで長くバッティングピッチャーを務めてきた石田さんがガンで亡くなった。取手二高のとき、甲子園でKKコンビのいたPL学園に決勝で勝った時のピッチャー。
もう記憶にはほとんどないが、今日TVで見た印象は、なにかが石田投手にのり移っていて、それが他のナインにも伝播し、チームとして普段と比べてはるか上の力が発揮されて、取手二高を優勝に導いたように感じた。
石田投手はほとんどそれまで投げたことのないシュートを清原対策のために決勝で投げた。そうなんだ。そういう思いきったことを、強敵を前にして大一番でできたことが素晴らしい。
でも、彼は高校野球で燃え尽きたのかもしれない。
大学、社会人、プロと野球を続けたが、プロではほとんど芽が出なかった。
でも、いいんだよ。彼にはあの時の誇りがあるんだから。そして、バッティングピッチャーという仕事にも誇りを持ってやってきたのだと思う。
息子も高校球児でピッチャー。今日は神奈川県予選で登板したはずだがどうだったろうか。
しかし、彼は息子に大きなものを残したはず。
ベイスターズ同期の石井琢朗選手の弔辞には泣かされそうになった。ああいう弔辞を読んでもらえる人生、若くして亡くなったけど、素晴らしいと思う。

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