2008年7月28日月曜日

深夜特急1(香港・マカオ)

インドからヨーロッパまで乗り合いバスで行くというのが、沢木耕太郎“深夜特急”であるが、香港・マカオ篇はその前哨戦。その割には長い滞在。
沢木は香港は軽く通過のつもりだったが、香港を思いのほか刺激的と感じ、熱で浮かされたように香港中をうろつく。「毎日が祭り」の香港。光だけでなく、へたをすればそれよりも多い影がある香港。混沌の香港にはまり、長逗留になる。そういう要素が香港にはあったかもしれないと思いつつ、もうできないなとも思う。そういえば、そういう街をあてどもなくうろつきたくなる感覚は広州にもあった。“日がたつにつれて、身が軽くなるような気がする”という感覚も長い自由な旅に出るとそういう感覚になった遠い昔の記憶を思い出す。
スターフェリーもよかった。特に夜。逆にホテルの最上階からスターフェリーが運航される内海?を眺めおろすのもすばらしかった。また香港に行ってみたくなった。過ごしやすい季節でないとしんどいが。

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