2008年7月20日日曜日

移動水族館

滋賀県の堀井さん一家がやっている。実は水族館ではなく「堀井動物園」なのだ。
彼は19歳の頃から、今は40才を過ぎているが、ずっとこの仕事を自分ではじめて、奥さんを得て、子供を育てながらやり続けている。
”移動”とは、車に乗せていろいろなところに出張するわけだ。
TVで見たのは水族館。「ごまふあざらし」や「ぺんぎん」を車に乗せて、海のない長野県の保育園を訪れるところが番組映し出された。
何よりも素晴らしいのは、堀井さんがこの事業を一家でやっていることだ。
奥さんは当然にしても、中学生のお兄ちゃんはお父さんの事業を継ぎたいと思っているし、妹さんもよく手伝っている。素晴らしい家族だ。お父さんはしっかり働いて、家族で働くリーダーシップを発揮して、子供ともよくコミュニケーションをとっている。お父さんの鏡だ。
奥さんの”お父さんとしては満点です”というのは偽りのないところだろう。

こういう風にお父さんがお手本を見せられればいいんだけど。女子中学生がお父さんを殺した事件、あれは何なのだろうか?中学生時代は女の子がお父さんを嫌がる年令ではある。マンションで娘が一番広い部屋で寝起きしていて、夫婦は別の部屋、父は息子と一緒の部屋。少し変だ。自分が一番広い部屋にいることを変に思わない娘も、そういう状況を変だと思わない夫婦も変だ。
でも、外からは仲のよい家族にしか見えない。
女子中学生は友人にだけは心の中の闇を話していたそうだが、両親はちゃんとコミュニケーションできていたのだろうか?
第一志望の学校に入れなかった、第二志望もやっと。でも、もう2年以上前のこと。まだ引きずっていたのだろうか?追試を受けなかったこと。それを怒られたのか?
わからないことだらけだが、夫婦でも、家族でも、親子でも溝があるのは当たり前。溝が少ないのは一卵性双生児ぐらいだ。分かり合おうとする努力が足りなかったのか?家族の問題は概ね親の責任だと思うのだが・・・。
移動水族館のいい話から、最後は暗い話になってしまった。

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