2009年11月25日水曜日

アンジェリーナ

まだ小川洋子が若かったときの作品だから、物足りないところがあるのは仕方がない。
しかし、小川洋子と佐野元春というのがどうしても結びつかない。少し粘着質なところが共通点なのか?
「アンジェリーナ」はトゥシューズをめぐる話だが、少し食い足りない。もう少し話が続いてもいい。「バルセロナの夜」はペーパーウェイトの中から伝わってくるもので小説を書くというアイデアが面白いが、これもまだ書けそう。「彼女はデリケート」はレンタルファミリー派遣会社というのがアイデア。これも抑え目がよいのかもしれないが、ドラマティックが足りない。

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