2009年11月12日木曜日

それからはスープのことばかり考えて暮らした②

この小説はサンドイッチをめぐる小説でもある。
と、気づいたとき村上春樹の「午後の最後の芝生」を思い出した。
芝生刈りのアルバイトで行った女主人の家で、中年の彼女が作ってくれたサンドイッチが登場する。
ただのキューリとハムとレタスのサンドイッチで、この小説の中で非常に大事なアイテムかといえばそうでもなく、しかし芝刈りのあとサンドイッチが出されて食べるシーンが妙に記憶に残っている。
パンを焼くというのは大変だが、サンドイッチは素人でもチャレンジできるパンメニューである。
少し置いてもべちゃべちゃしない、野菜のさくさく感とパンのもっちりした感じのバランス、同じものばかりでは飽きるので、それなりのバラエティを一食の中に用意すること、
そんなことが重要なことなのだろう。いつかはチャレンジしてみたいが、いい教科書があるのだろうか?

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