そのまま帰ろうと思ったが、ふれあい通りで前を通った喫茶店に一度通り過ぎながら後ろ髪をひかれ、戻って立ち寄る。お店の名前は「珈琲文明」。”シンフォニア”という名前の珈琲をいただく。お店は木の無垢を多用した落ち着く感じの店。家具類はオークビレッジの家具のような感じ。うらびれた通りには似合わないほどのこざっぱりしたお店。珈琲はサイフォン式で口の小さなサイフォンでそのまま持ってきてくれて、香りが逃げないようにとの店主のこだわりが感じられる。久しぶりに本当においしい、香りのいい珈琲を飲んだ。会社帰りのサラリーマンやOLが一人でも立ち寄っている。居酒屋ではなく、静かな宿木が欲しい人たちのためのお店だ。この街に、この通りに、この店はいいたたずまいだ。
ちょうど小川洋子さんの「深き心の底より」を読んでいたが、まことに似つかわしい本だったように思う。
また来ることになるだろう。
写真は携帯のカメラなので?ちょっとピンボケだが、ボリュームはわかる。
0 件のコメント:
コメントを投稿