2009年11月27日金曜日

妖精が舞い下りる夜

小川洋子さんの若い頃のエッセイ。小川さんの作品からは想像しにくい意外な一面が垣間見える。山田詠美さんの小説に衝撃を受けた話、「死んだしゃこが食えるか」という妙に威勢のいい感じ、阪神タイガースファンであること、スポーツへの感動、佐野元春への傾倒・・・・、これはたぶん私の小川洋子さんの印象が極めて静的な印象が強いということによるものと思う。
「翻訳者に惹かれて外国の小説を読む」の翻訳者は村上春樹だが、このあたりは私と同じ、「午後の最後の芝生」が好きというところなども共通点。大学時代は武蔵小金井の学生寮にいたとのこと。ほぼ同時期に武蔵小金井の駅のホームにいたかもしれない。ずいぶん昔のまだ高架になっていなかった頃の武蔵小金井。

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