2008年6月17日火曜日

「何でも見てやろう」①2人の1932年生まれ

「青年は荒野を目ざす」の五木寛之と、「何でも見てやろう」の小田実は何と、ともに1932年生まれ。何と現在76歳。ずいぶん色味の違う二人だ。ここのところ小田実は余り表には出てきてない様子。
ひとことで言って、「青年は荒野をめざす」はずっと読まないできたけど、大きく期待はずれ。そもそも実体験ではないところに弱さがあるし、ちゃらい。それに対して、「何でも見てやろう」はまだ読んでいる途中だが、これはすごい本だ。本物、何が本物かということはあるが、これもはじめて読むが、一世を風靡しただけのことはある。
感想は全部読んでからにしたいが、世の中は五木寛之の方の軽めの主人公に近い感じで変化をしてきている。その意味では前触れとしては正解なのだろう。小田実はあの時代に、実にすごい旅をしている!

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