2008年3月15日土曜日

personal,social,community

マーケティングの転換の3つの視点がpersonal,social,community。
まず、personal。カスタマイズの方向へどんどん方向付けられるのであろうし、生産体制も追いついていっている。自己実現ともわがままとも、肯定的にも懐疑的にもとれるが、サイフを持つのは個人であるからわがまま実現の方向は変わらないだろう。
しかし一方で、socialの視点は待ったなしである。限りある地球の資源・環境の問題を考えると、循環型の社会をめざしていくべきというのは不可避の方向である。私たちはこの不可避であるということを、前向きに捉えるべきであると思う。時間は掛ったが、プリウスの成功は”大義名分がもうけにつながっていく”ということを教えている。もちろん、右肩上がりで順調にもうけにつながったわけではなく、理解を得る時間が必要だったわけだが。CSRもこれからは本業で実現していくべきであり、古い意味での社会貢献・ドネーション型の貢献はいずれ、かくれみのとみなされる時代になるだろう。
そして、この全く相反する方向性をつなぐものとして、communityの可能性を考えたい。コミュニティとは同じ方向性を持つ人たちの集まりである。この同じ方向性を持つということは大きなエネルギーを持っていつということであり、そこに大きな可能性を秘めている。リアルかバーチャルかは問わない。communityの中から世の中を変えるものが出てくる。

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