2008年3月29日土曜日

「午前4時、東京で会いますか」

シャネル日本法人社長のコラス氏と、中国人女性でフランスに住む作家&画家のシャンサさんのフランス語での往復書簡。フランス人ながら日本語が完璧で小説も書き、鎌倉に住み、日本人以上に日本的なるものを理解して、愛しているコラス氏と、若いけれど、日本との関係では、旧満州と特別な関係があり、中国人ながら、いまは完全なといってもいいぐらいフランス人であるのシャンサさんの往復書簡は刺激に満ち満ちている。とりあえず、一度読了したが、もう一度味読してみる必要がある本である。
芝の華都飯店の話や、バルテュスと節子の話が出てくるなど、話は大きく広がる。最近文庫で発売された「シャネルの真実」も買ってきた。興味の尽きない本である。

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