2008年3月17日月曜日

私の好きな本⑪マロ「家なき娘」

小学生の時、両親が毎月買ってくれた小学館の少年少女文学全集のフランスの配本の回に入っていたのが「家なき娘」。本当に何回読んだことだろう。とりわけ気に入っていたのは、マロクールの村で住みはじめて見つけた小島の家の話。工場に勤めながら自分でサンダルをつくり、拾ってきた空き缶で食器やスプーンを作り、野草や野生のアヒルのたまごで料理を作る話。また自分で作った針で魚を釣り、洋服を縫う。なんでも自分でやってしまうこの部分がとりわけお気に入りだった。
久々に偕成社文庫で楽しませてもらった。こんな本がいまの子供にも読まれているとよいのだけれど。

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