2008年3月9日日曜日

桜庭一樹読書日記

まだ読んでいる途中であるが、この人の本の漁りぶりはすごい。本屋に行って本探しすることを”パトロール”といい、買い込んだ本は”戦利品”といい、夜の11時前でも、読みたい本があれば開いてる本屋へ突撃するかのように出かけていく。すごいぞ!桜庭。そして、またその本の読み方がすごい。まるでジェットコースターのように、読書街道を爆走する。倒れるまで、意識がなくなるまで読むという感じ。読んでいる途中も、震えたり、騒いだり、もんどりうったり、大変である。ジャンルも幅広い。こういった膨大な読書が桜庭さんの小説を作っている。この日記を読んで読んでみたい本がたくさん出てきた。
土曜日のトップランナーに桜庭さんが出ていた。小説の書き方の話が面白かった。テーマを見つける。そしてそこで熟考する。場所や光景を決める。地方なのか東京なのか、紋別なのか・・・・、そして登場人物を決めていく。小説の出だしはテンション高く、テンションを上げて書きだすとか、感情移入できる普通の人を必ず一人登場人物に入れるとか、小説の方法論も独自のものがあって面白い。・・・それ以上詳しい部分はちょっと忘れてしまった。再放送を忘れずに録画しよう。しかし、何か別のところで、”世界”をつくるのに音楽をかけたり・・・・、大変な時間をかけているらしいという話を読んだ。そして勝負は最初。そこで読者を取り込む。浮気な若い女の子達を読者にしてきた苦労がいまを作っている。努力の人なんだ。編集者の話もよく聞いている。

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