2008年12月9日火曜日

「チャーリーとの旅」

読みたい本が次から次へと出てくる。ここのところたくさん読んでる。「内こもり」か?
”どこかへ行きたい衝動は中年になると治る”らしい。また”ほとんど全ての人はさすらうことに飢えている”とのこと。”治らないし、飢えている”。私もそうだ。
しかし、旅は楽しいことばかりではない。特に年が行ってからはそうだ。寝心地の悪いベッド、おいしくない食事、悪天候、道に迷う、車の故障、相棒や自分の体の調子などなど、慣れ親しんだぬくぬくした生活から出ていくのだから、許せないこと、我慢できないこともも多い。年いけばなおさら。短気にもなっている。意地悪い見方をすれば、年いった成功した人間が旅する(勘違いの旅)と、それは安楽なフル装備の車をもってしても、乗り越えられないことはたくさん出てくるんだろう。
やはり、旅には、とりわけ長旅には出るべき年令があるのだと思う。何かを得ようとする徹底した態度、我慢、疲労・・・・そういうことが乗り越えられる年令というものはありそうだ。
それでも、年いっても旅にはやはり出たい。何か新しい経験がそこにはあるはずである。
この本でもうひとつ知ったこと。それは「テキサス」。”テキサスはひとつの国家である””テキサスの独自性””カウボーイの伝統””大地の力強さ、実直さ””テキサスはアメリカの秘密”・・・・。テキサスはアメリカそのものなのかもしれない。
さらにもうひとつ。黒人への偏見の克服の難しさを表していることば、「物事に対する感情を変えるのは難しい」。人は哀しい動物なのかもしれない。

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