2008年12月2日火曜日

「旅する力」沢木耕太郎

”私もこんな旅がしたかった”
「深夜特急」を読んだ読者の多くはこういう感想だろう。
”ローマまで来るのに7年掛かりました”
という若い歯科医の話は普通の人の限界を示している。
一方、”旅には適齢期がある”ということも間違いなくそうであろう。
沢木耕太郎本人でさえ、「深夜特急」の旅は今の年令では出来まい。
しかし、”旅は行くことが目的なのではない””大事なのは行く過程で何を感じるかである”ということはある程度年令には関係ないことだと思う。
”旅は旅する人が自分で作るもの”である。
このことばはいつまでも肝に銘じておきたい。
”旅を生きる”そうありたい。若い頃の北海道もそういう気持ちで旅していた。

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