2008年12月29日月曜日

87.8.29 マーストリヒト

新シリーズ。一枚の切符などが残っているあの一日を思い返してみようと思います。
第一回はオランダの一番下=南の端の街、マーストリヒト。
行ったのは87.8.29。アムスからマーストリヒトまでの切符が残っている。片道33.50ギルダー。
土曜はホテルで必死で一日で片付けるべく仕事をして月曜のプレゼンに備え、千載一遇のチャンスの日曜日に片道3時間のマーストリヒトに日帰りで行った。あらかじめ時間を駅に行って調べ、途中では地図と通過する駅名を必死に見て、間違いなく列車がマーストリヒトに向かっているか確認しながらという旅だったので、のんびり車窓を楽しむことはできなかった。
日曜だったので、マーストリヒトに帰る人が多かった。駅に迎えに来ている人がたくさんいたことが記憶に残っている。こういう時、一人旅は寂しい。
マーストリヒトの街はオランダの端っこにあるので、どれだけ田舎の街なんだろうと想像していたが、思いのほか都会で、アムステルダムのような大きなビルはないけれど、街を歩いている人のファッションや街が醸し出す雰囲気的には大きくは違わない気がした。このあたりがヨーロッパの豊かさを感じさせた。しかし、街は古い建物が多く、道は狭く、車での生活は少なくとも市街地ではしにくそうだった。にぎやかな休日に一人でのレストランの昼食は寂しかった想い出がある。何を食べたのか記憶にないが、マース川沿いの町で川魚が有名なようなので、マスなどを食べたのかもしれない。あと、お城と大きな公園があったような・・・。家にはオランダ最古の教会のひとつといわれる教会(多分聖セントファールス教会)の絵葉書が一枚だけ額に入って掛けられてある。
その後91年、突如この小さな街がマーストリヒト条約という国際舞台として名前が出たのには驚いた。先見の明?

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