2008年11月23日日曜日

アンドリューワイエス展

1974年に京都で見て以来久しぶりのアンドリューワイス。
東京に来て、西武美術館で美術に目覚める以前、唯一感動した絵、それがこの「海からの風」。残念ながら今回の展覧会には出品されていなかった。
窓から入る心地よい風を本当に感じるかのようなリアリティのある絵で、それは繊細な描き方にもよるのだろうが、本当にこの窓からの風の心地よさを知っている人が書いた絵だから感じられるものなのだろう。
全体的には画風は繊細だが、アメリカの大地の強さや堅実さを感じるのがワイエスの絵である。
流れていたビデオではワイエスは”想像力が刺激されたときは動かなくてはならない、91歳の今でも”というような発言があった。
それほど、想像力が刺激されるということは貴重なことであり、大切にして、刺激された声のほうへ向かうことが必要なのだと思う。
朝霞の丸沼芸術の森にワイエスの絵が結構あるようだ。

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