2009年9月24日木曜日

ウィーンフィル音と響きの秘密

ウィーンフィルの醸し出すやわらかく美しい響きはオーケストラが自発的に造りだしたウィーンの響きだ。それは各楽器間の微妙なずれから生まれる。それを一分の隙もなく揃えたらウィーンフィルがウィーンフィルでなくなる。 1933年以来常任指揮者を置かず、楽団運営も自主性、オーナーもオーケストラ自身。指揮者、独奏者、歌手も自分たちで決める。
そんなところにウィーンフィルの魅力の秘密がある。
完璧さ、技巧・スーパーテクニック、難曲、これらは高みに到達するためのプロセスに過ぎない。
すべては何のための音楽かということに行き着く。

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