2009年9月20日日曜日

大井川鉄道井川線






















予定通り4:00起床。意外とすっきり。
4:54大船行き、飲んで朝帰りの人、仕事に出かける人、ハイキングに行く人・・・いろいろな人がいて結構。電車は一番電車なのに混んでいる。
5:10熱海行き。こちらも結構混んでいる。向かいのホームの東京行きはあいている席がほとんどない車両もあり、普段動かない時間に動いてみると発見がある(あとで気付いたのは今日が連休初日ということ)。空がやっと少し明るくなる。小田原5:51着。結構時間がかかる。
6:15発広島行き(この列車何と新横浜始発)の新幹線自由席のチケットを買う。指定席は満席らしい。大型連休初日のせいか?ここで完全に夜が明ける。そして小田原で自由席は満席。でも、ラッキーにも座れた。静岡6:41着。小田原の次が静岡なのでわずか26分。こんなにも近いのか?京都~新神戸ぐらいということか?帰りは40分以上掛かった。
静岡で6:48浜松行きに乗車。金谷到着7:19で予定通り。SLは10時台なので人気の大井川鉄道新金谷駅にもほとんど人はいない。相変わらずこの駅は寂しい。メインは次の新金谷駅だから仕方ないが。窓口で大井川アプトラインフリー切符を購入。5500円。あとで気付いたがこれは有効期間が2日。1日でもとは取れるが、もったいないことをした。いよいよ初の井川行きだ。これまでは一回目は千頭まで、二回目は長島ダムまでだったので、やっと念願の井川行きだ。
金谷7:36発。車両は南海高野線のお古。沿線には茶畑がいっぱいで水田より面積は広そう。茶畑+水田=お茶漬けか?
五和を過ぎて神尾のあたりから住宅地が終り、大井川沿いに山すそを走る。この鉄道の醍醐味が始まった。途中からは寝ていたようで8:49千頭到着。
さて、ここから井川線。9:00発。右手に大井川を見ながら井川を目指す。暑くも、寒くもなく、窓枠にもたれかかって思わず「いいわあ」とつぶやく。ある種の温泉のような気分。さながらの森林浴。既に大満足。最後尾の機関車が押している。運転は先頭車両(これは「ク」がついている)。カーブが多いので車両と線路がきしむ音が結構する。これがローカル線。山に向かう鞍馬線に少し似ているが距離とスケールが違う。
まさに、ぎしぎし、がたがた、機械が走っている感、満載!なのだが、不思議に人間臭く感じるのはなぜなのだろう。
奥泉からたくさん乗るとのことだが、5両連結の中で僕の乗った車両は相変わらずひとりで独占のまま。
終点までは1時間40分ほど。この線は心洗われる。空気がおいしく、森林浴でもある。朝4時に起きた甲斐があったというもの。何度でも来たい。
車内放送もいい、バスガイドさんのような沿線案内や、ハチが入ってきたときの対処法、ここは100m以上の望遠じゃないと撮れない・・・とか、素朴できめ細かい。がんばってる。
アプトいちしろ(396m)で後ろにアプト式電機を連結。目視でも明らかな坂を登って次が長島ダム。ここは485m。また、切り離してここから先は、いよいよはじめての経験。ダム湖の水の色が素晴らしい。
関の沢鉄橋。日本一高い鉄橋らしい。なにもなさげな「尾盛」で2人降りたのは、この鉄橋を渡る列車を撮影するためか?次回の目的地か。
10:45井川到着。結局井川まで来たのは私と夫婦らしき2人連れの3人。この人たちとはこのあと何度か出会う。最後は千頭。
先ほどの車掌さんに聞いて、井川駅前の「やまびこ」でしいたけ天ぷらそば+ビール。このあたりの特産品であるしいたけは大きく肉厚でおいしい。帰りにはお店手作りのわさび漬けを買う。駅のそばの小さな滝に水が流れる音が心地よい。井川696m。井川はダムの他は何もないといってもいい。ダムの周りを散策して、ダム湖のほとりでゆっくりする。本当に静かだ。
2時間ほど井川でのんびりして、13:22井川発で戻る。奥大井湖上駅で降りるか迷った末、ここは次回に廻して14:27長島ダム到着。ここで、列車交換や電機の付け替え作業を撮影。数年前に来たのはこの駅まで。
山の中は静かだ。時折、車やバイクの音がするほかは、ダムが放流する水が流れる音、虫の声、鳥のさえずりぐらいしか聞こえない。風はやわらかく、空気には植物の香りがする。ここでは誰もが詩人になれる。15:29長島ダム発で千頭にもどり、またここで1本やり過ごし、街をぶらぶら。川では鮎釣り。あまりよさげな店がないので、食べるのはあきらめる。17:10千頭から乗ったのは今度は近鉄の特急車両。金谷到着18:23。この線には似合わないシュールな本谷有希子の本を読みながら帰る。東海道線の金谷発は18:31。朝は7:19到着なので、半日いたことになる。満腹感一杯だが、ここまで戻ると現実に戻る。静岡→新幹線で小田原、そこから東海道線で

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