2009年7月18日土曜日

「戦略PR」の仕掛け方

今話題の「戦略PR」についてのかなり実践的な仕掛け方についての本。マス広告でなくPRということをことさらに声高に言っている部分も当然あるが、勉強になる部分も多い。
「戦略PR」ということばがかなり流通しているので、この流れには乗ったほうがいいのだろう。
「戦略PR]=マスメディア(TV番組・新聞記事)、WEB(特にポータル)、書籍の発刊などで、企業や商品の話題(この本では「世論」といっているが・・・)を醸成すること。
ここに、TVCMや自社サイトに誘引して詳細情報を提供することで、コミュニケーションデザインをするというのが、今の時代の届くコミュニケーション戦略ということになる。
ここに商品によっては、アウトドアメディアやブランド体験を提供するイベントが絡む。
この本では、メディアへの仕掛け方として、TVは「企画が絵になること」とか、「タブロイド紙の記事からTVへ」といった記事にも”出世魚”てきなものがあるとか、徹底した媒体研究(少なくとも3年分)など。
しかし、メディアを使うといっても、メディア側が弱体化しているではないかということは否めない。
コミュニケーションデザインの方法論としてはいくつか類型化できそう。ざっくりいえば、①社会テーマ・トレンド発信と連動できそうなものは「戦略PR」型、②深いもの:専門誌から自社サイトへ、③大企業の大型ブランド:パワーマーケティング型で、TVCMがコアでフルメディア型・・・とか。

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