2008年10月11日土曜日

のうてんきに、のほほんと生きる

緒方拳さんが亡くなった。
このセリフは、NHKのドラマ「帽子」の中で緒方拳が田中裕子に若いときに、励ます意味合いでいった言葉。”ぼちぼち”とはニュワンスが違うか?それより、このドラマでは田中裕子は「胎内被爆」という設定だから言葉が重い。
緒方拳は晩年は宇野重吉の再来を思わせた。若い頃にはなかった諦観あるいは潔さがあり、にも拘らずどこか保たれているコミカルな味わい。本当の意味で惜しい人を亡くした。
最後まで病名を伏せて、最後の最後までドラマで出続けたことも敬服である。

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