2009年2月8日日曜日

映画「モンパルナスの灯」

生涯絵が売れず貧乏暮らしだったモディリアニを描いた映画。
晩年生活苦から、プライドを捨て、愛する妻のためにスケッチを1枚5フランでカフェのテーブルからテーブルへ断られても断れても売り歩くモディリアニはあわれだ。芸術はいかにも厳しい。
幻を見て表通りにフラフラ出て、行き倒れる。
生前「死んだあとには君の絵は売れる」といっていた画商モレルは、店でモディリアニをみつけ、行き倒れて病院で彼が死ぬのを見届けて、死んだことをまだ知らず、売れて喜ぶ妻に売却を交渉する。
何とも凄みのあるラスト。
伝記だとこの後妻は窓から飛び降り自殺をするのだ。

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