2010年3月15日月曜日

「通天閣」西加奈子

津村記久子の解説がいい。
「夢に向かって頑張ってないとだめなのか、何かを作ってないとだめなのか、自転車でバイト先に向かい、阿呆の相手をして、マメのことだけを思って眠る生活をしている私はだめなのか」
「きらきらと輝いていなくても」「たとえ冴えなくても息をして生きている」
それだけでもいいじゃないか。
どうしようもないことにとり囲まれていて、めんどうなことはやり過ごす、ことを他人はとやかく言えない。

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