2010年2月18日木曜日

村山らむね「ゆとり世代の消費減退」

これで999回目の書き込み。ということで、記念すべき1000回の前に新しい企画をスタートさせる。それはささやかなもので、週3回読んでいる日経MJから一つ記事を拾って、感じたり考えたりしたことを書きとめようというもの。第一回は「ゆとり世代」。
ゆとり世代は1987年生まれ、大卒だと今年の新入社員が第一世代となる。
ゆとり教育の弊害についてずいぶん叫ばれるが、変化した授業内容の問題とは異なる所に問題はあると思う。
思うに土曜日が休みになって家族での週末の外出や外食が増えた。祝日を週末に集めることも始まり、3連休も増えた。ワンボックスカーが売れた時代だ。海外旅行も増えている。大人が自分が遊びたいこともあり子供を遊びに連れて行ったことの功罪だ。子供が一人で部屋で静かに勉強する時間は確実に減った。
一方で、授業の時間短縮にもかかわらず、クラスの定員は変わらず、効率的な授業運営が必要になった。すなわち想定内の発言や質問でないと先に進まない。何か、子供たちの芽をつぶしたところがないか?一方で、芸術系の音楽や美術・デザイン系への進学者は増えている。特に女子。学校教育の反動か?
若者の未熟さが事実だとしてもそれは教育だけではない親の世代全体の責任である。

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