2011年2月24日木曜日

「短歌の友人」穂村弘

短歌もまた詩であり、そしてまたコピーライティングにも通じるものがあると思わせる。
いくつか気になった短歌。
・カップ焼きそばにてお湯を切るときにへこむ流しのかなしきしらべ
*”へこむ流し”→実感があるなあ
・たくさんのおんなのひとがいるなかで/わたしをみつけてくれてありがとう(今橋愛)
*何て素直なんだろう
・夢らしきものの手前の現実をずっと過ごしているわけだけども(脇川飛鳥)
★ポイント2つ
①言葉を軽く握る:言葉を詰め込みすぎない
②言葉のカテゴリーの越境
しかし、俵万智さんはすごい。万智さん以前、以後という概念があると思わされる。
・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智)
短歌は俳句より自由な表現であるように思う。

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