2011年1月2日日曜日

「ショパン」遠山一行

文庫ながら充実したショパンの伝記、解説となっている。写真も多く、資料としてもいい。
・自分の内面を他人にあまり明かすことがなかった
・同時代のロマン派の音楽家の中でも例外的な存在
・オーケストラを扱うことで、自分の音楽に現れたロマンチックな思いや表現性を断ち切らねばならない
・演奏会でショパンを弾く時は練習しすぎない
・音によって思想を表現する芸術
・あまりに繊細な美の世界
・精神と肉体に宿るニヒリズム
・サンドに保護されたいという本能
・無意識の天才
・ショパンの音楽ほど完ぺきなものはない
・ショパンの内面には他人には伺い知れぬ一つの世界がある

0 件のコメント: