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2008年8月14日木曜日

野比海岸

久しぶりの「気の風景」。
野比海岸はアメリカ合衆国に続いている気がする。
房総半島と三浦半島の間の隙間から、海はアメリカ合衆国まで続いている感じがする。
東京湾ではこうはいかない。
ここに住んでいる人たちはこの景色に見せられた人なのだろうと思う。

2008年5月27日火曜日

「チェッカーズ」

バンドのチェッカーズではなく、これは中華街にあったバーの話。
中華街の表通りではなく、少し脇にそれたところにある。古い佇まい、看板が歴史を物語る。
外からではバーボン一杯いくらなのか、わからないから今時とても入りにくい店。
入りにくさ、いかがわしさを好奇心が勝って思い木のドアを開ける。
予想通り・・・、客がいない。
ばあさんがチャージは○○だよ、それでいいかい、とまずこちらの懐が特段暖かそうでないことを読んだのか聞いてくれる。
店内は古い時代の横浜の写真などがあったように思う。ばあさんと話していると、昔は外国航路の船員さんがたくさん来てね・・・という話になる。そして、ヘーシンクの話だ。いかに店に来たヘーシンクが大きかったか・ヘーシンクが店に来たことは、ばあさんの一生の宝物なんだろう。
のそっとじいさんが顔を覗かせる。ばあさんの話だと調子がよくないらしい。
結局客は私ひとり。
こんな店はもう東京じゃやっていけない。1960年代のまま時間が止まっている店。ネットで調べてみると、店がなくなっているようだ。確かめに行かなくては。

2008年5月24日土曜日

有楽町の朝

入社したときはじめて働いた場所が有楽町だからかもしれないが、今でも有楽町という街が好きだ。
そして、落ち着ける。
朝は有楽町経由で通い、帰りは渋谷経由で帰るというパターンが、概ね定着してきたが、朝の有楽町はすがすがしい。
特段何があるわけでもない。急ぎ足でオフィスに向かうサラリーマンが行き交うだけなのだが、その無駄のない感じとか、うつむき加減の人が少ない感じとか、・・・好きだ。
丸の内仲通りがあり、ペニンシュラ東京があり、有楽町で働き始めたときよりもグレードは上がっているのかもしれない。
しかしあの時代も電気ビルには外人記者クラブがあり、アメリカンファーマシーがあり、仲通り「には伊東屋があり、僕には充分にいい感じだった。

2008年5月18日日曜日

中華街の裏通り

先週火曜日、中華街「大中華」に帰りに寄り、夕食&紹興酒2杯。
他の客はOL2人。会社のことに不満を言い合っている。
表通りから裏に入った安い中華料理屋でそう若くはないOLが二人で
グチを言い合っている絵は別に取り上げる必要もない平凡な光景だ。
中華街の裏通りはこんな普通のラクでない、陽の当たらない人たちの生活が見える空間だ。
お店の主人とその奥さんらしき人も、きっと楽な生活ではないだろう。
夕定食が880円。スープから最後は杏仁豆腐までついての値段だ。
2杯目の紹興酒を飲んであげたくなる。紹興酒は2杯で1000円。
ボトル一本5、600円だから儲かるはず。こちらで儲けてくれればいい。
裏通りのお店の人はそんなに日本語は堪能じゃない。味もジャパナイズされてなくて好ましい。
異国に来て、同胞は多い街だけど、彼らに不安とか不満とかはないのだろうか。

2008年5月13日火曜日

尾小屋の街

古語や鉄道が廃止するときに訪れた街。
写真の感じよりはもう少し集落があったように思う。尾小屋鉄道が廃止されて町が没落したのであろうか。
あのときは、尾小屋鉄道しか興味がなかったから、町については何も記憶がないのであろうか?
本当に町がたくあん臭いというほかは、町に対して何の記憶もない。
それほど、平凡な、エッジがない街だったと思う。

トドワラ

「野付半島」は海流によって運ばれてきた砂が堆積してできた延長28kmにも及ぶ砂嘴(さし)。「トドワラ」はトドマツが立ち枯れ、白骨化したようになった奇観。風化が進行しており、近いうちに”トドワラ跡”になってしまうとか。
本当に昔の面影はない。ほとんど「跡」だ。
自然の変化と自然の厳しさを感じる場所。

原爆ドーム

原爆ドームにはじめていった時。
もう、原爆が投下されてから50年近くたっているにも関わらず、僕の眼には原爆ドームはなまなましかった。
地面にはドームのコンクリートの破片が散らばっている。前の川はこの水を飲んでずいぶんたくさんの人が亡くなった川だ。
悲鳴やうめき、怒号が聞こえてくるかのようだった。
破片の散らばりは人骨の散らばりに見え、川は赤く血で染まっているようにも見えた。
この街で被災し、ずっと住んできた人はどういう思いで住み続けてきたのだろうと思うとき、痛ましいと思うと同時に、人間の逞しさを感じる。



冬の糸魚川

高校生の正月、友人達と雪を見に夜行で北陸に行った。
何と酔狂なことだろう。
立山3号で朝7時過ぎ糸魚川到着。とりあえずすることもないので、海岸の防波堤まで行く。
防波堤の上に登り、冬の海からの厳しい寒さの風を頬に受ける。北陸の厳しい冬を感じた瞬間だ。これを味わうために来たのだ。睡眠不足の頬に心地よい冷たさ。
冬を感じるために来たのだから、目的は達成したことになる。
あの時の糸魚川の防波堤の印象がまだ残っている。
でも、このときは糸魚川にも雪はほとんどなく、このあと立山方面まで行くことになる。
写真は親不知。

2008年5月12日月曜日

法善寺横町

石畳が続く古い路地で、織田作之助の小説「夫婦善哉」の舞台としても有名。商売繁盛や恋愛成就を祈願した人がかけた水で、全身が苔むした水掛け不動がある。
狭い横丁、小さな名店が並ぶ、ほろ酔いのサラリーマン、夜の世界の危ない人は余りいない平和な空間?

鴨川

大阪から阪急特急で河原町に帰ってくる。
地下の駅から階段を上がると、そこは四条大橋。昼間だと、北を向いた景色はこんな感じ。
ホッとする瞬間。何か心落ち着く瞬間。冬なら冷たい風を頬に感じ、寝て帰ってくることが多かったから目覚めるときでもある。

2008年5月11日日曜日

アムステルダムヒルトンのカジノ

アムスに出張でよく行っていた頃、営業部長に同伴して探検。ずいぶん広かった記憶がある。
今ネットでチェックすると、ヒルトンの中ではなく、向かいにあるとのことだが、店の中に入ると台ごとにレートが異なり、レートの高い台は怪しいばあさんがいたり、なにやら独特の雰囲気があり、とても参加できる雰囲気にはなかった。その前に行ったインターラーケンの観光客相手のカジノとは大違い。

上七軒

最近京都に行くたび、時々立ち寄る。
といっても、お茶屋に行くわけもなく、ぶらぶらするだけで、うどんを食べたり、ケーキを食べたりぐらいなのだが、なかなか風情のある街なのである。
室町時代に北野天満宮が再建されたときに7軒の茶店ができたのが、名前の由来とのこと。
京都最古の花街であるが、現在のお茶屋さんは10軒。
上七軒には洋食の「萬春」(まんはる)がある。何度かチャレンジしようとしているが、時間が合わずまだ、このお店の「ビーフシチューの壺煮」を食べることができていない。次こそ!

ピーピングトム

紳士の国イギリス、ロンドンに新宿のようなピンク街があるとは思いもしなかった。そこで見かけた店の名前(?)が「ピーピングトム」だった。今思えば、覗きができると看板だったのかもしれない。
紳士の国イギリスの裏の部分を見たような気がしたのを覚えている。
「気」をテーマにして書いているのに、怪しい「気」ばかりが続いてしまった・これでちょっと打ち止め。

アムステルダム「飾り窓」

怪しい流れで、次はアムステルダムの「飾り窓」。
各店の窓にはいろんなタイプの女性がいて、日本人好みの小柄な女の子もいて、同行していたたっちゃんは興味津々。
しかし、時代は80年代後半、世界で一番エイズが危ないといわれていたアムステルダムの「飾り窓」。皆怖くて見学のみ・・・だったはず。
しかし、しつこい客引きがいるわけでもなく、観光名所として見に行っただけだったけど、得がたい経験でした。最近のニュースによると、かなり閉鎖になったらしい。
記憶では、ここは飛田に比べると危ない感じはなく、猥雑だけど、観光地化していた印象。
懐かしい記憶。写真を探すのに苦労しました。

飛田新地


このシリーズは基本的に写真つきで行きましょう。
大阪に転勤して、何といっても飛田新地には、ガーンと頭を殴られたような異文化感に襲われた。途中の通天閣や新世界の雰囲気にもやられそうだったが、ここは異次元空間だった。
まだ、こういう場所が残っているんだということと、その猥雑で魅惑的で、寄せつけない感じ。今までに感じたことのない雰囲気を感じた。
黒岩重吾の「飛田ホテル」という小説は飛田の怪しい雰囲気を紹介している数少ない小説である。
ここで掲載した写真は鯛よし百番の内部の写真だが、この橋を渡った記憶がある。この店に行ったのであろうか?確かすき焼きを食べに行ったはず。

ユトレヒトの教会


ユトレヒトの旧市街にあって一番有名なドム教会の内部。
オランダによく行っていた頃、数少ない休みの日にユトレヒトに行った記憶がある。この教会に行ったかどうかは忘れたが、荘厳な内部の雰囲気にキリスト教徒ではないにもかかわらず、敬虔な気持ちになった。教会の木の椅子に座り、落ち着きのある静かな時間を過ごした。
日曜などに教会ではパイプオルガンのコンサートがあったりする。これはこういう天井が高い教会で聴くと音楽のシャワーが頭上から降ってくるような感覚になる。ああ、これにやられるんだろうなあ。宗教の装置という感じもしたが・・・。
そういえば、昔三鷹のICUのキャンパスの教会で日曜に開かれていたパイプオルガンのコンサートに何度か行った記憶がある。

新シリーズ「気の風景」高野山


「気」を感じる場所がある。
「気」というと、東洋的、日本的に聞こえるが、ここではある種独特の雰囲気が漂う場所ということで取り上げたい。
雰囲気のある場所、atomosphere scape(landscapeのscapeである)=”アトモスケイプ”といってもいいかもしれない。
第1回は高野山。
いかにも日本的であるが、「気」を感じた場所としてはまず高野山をはずすわけには行かない。密教の持つ雰囲気なのだろうか?神秘的、すがすがしさ、、心が洗われる感じ・・・、うまく言い表せないが。